物流の2024年問題に対応する『フォールド・デッキ』、積載量2倍を可能にした『フォールド・デッキ』の誕生秘話

2024年3月13日(水)10時36分 PR TIMES STORY

物流の2024年問題に対応する『フォールド・デッキ』、デッドスペースを利用し積載量2倍を可能にした『フォールド・デッキ』の誕生秘話

#住宅部材、#物流、#開発秘話

ナンカイ滋賀株式会社は、『皆様の生活を住宅部材の供給を通じて守り支える』という企業理念のもと、鉄骨住宅部材を中心に「高品質」・「適切なコスト」での生産を可能とするため、生産設備の充実化及び各種作業者の力量向上を図っています。

弊社のオリジナル商品『フォールド・デッキ』は取締役専務の奥野が中心となって製造、販売してきた商品です。物流の2024年問題に貢献すべくフォールド・デッキの製造・販売を強化しました。フォールド・デッキの誕生秘話をお伝えします。

「お客様の声を反映し直接お届けしたい」想いからオリジナル商品開発

フォールド・デッキは、ナンカイ滋賀株式会社のオリジナルの商品です。しかし、営業活動に関しては、商社を通じての販売がメインでお客様の声が当社に直接届くことはありませんでした。お客様の声を直接聞きたい、また、お客様からの要望を救い上げることによって、製品開発に反映させ、社会に貢献できる商品を提供したいというところからフォールド・デッキの製造販売に力を入れていくことになりました。

「積載量2倍」のフォールド・デッキ。空間の利用で多くの課題解決へ

フォールド・デッキはトラックの荷台にのせる商品です。1台のトラックで2台分の積載量を可能にします。形状が不安定な製品や段積みできない荷物を運搬する際に、デッドスペースとなっていた空間を最大限に利用できるので、輸送コストを大幅に削減できます。物流業界の長年の課題である長時間労働や人手不足の解消、CO2(二酸化炭素)の削減などの環境問題にも対応できます。

フォールド・デッキの特徴の一つに折りたたんで保管できるという特徴があり、積み重ねて保管もできるので保管場所のスペースも少なくすみます。また、オーダーメイドにて各種寸法変更に対応しています。

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運送会社の一担当者が漏らした一言「何とかならんかなぁ!」がフォールド・デッキを開発するきっかけに

 従来からトラック積載効率UPは運送会社にとって課題の一つでした。対策として溶接固定したサイコロ形状の荷台を使用し、効率よく運送していましたが、同じトラックにずっとこの荷台を載せておくわけではないので、今度は降ろして保管する場所の問題が起きました。ここで担当者から「なんとかならんかなぁ!」とこぼされたのです。その要望に対応しようとしたことがフォールド・デッキの誕生につながりました。

試行錯誤の開発とエンドユーザーとの出会いによる販売促進

 折り畳めたらいいのにという発想に至るまではそんなに時間はかからなかったのですが、”口で言うのは簡単” なかなか形になるものではありません。

どんな形で?どんな方法で?誰が?どのように?等々、手探り状態から始めた試作品はとても使える物ではありませんでした。しかし、たくさんの問題点はすぐに改善製作できるのが自社製作の強み、何度も試作を繰り返し現在の形状にたどり着きました。

途中、試作ばかりでなかなかモノにならない時期の疎外感はなかなかなもので、これはダメなのかとさえ思ったこともありました。

また、いくらアイデアがあっても作るのが得意でも、使う側や売る側のニーズが組み込まれていなければなりません。とにかく認知してもらうのが重要だったのですが、なかなかうまく進めることが出来ず、受注も鳴かず飛ばずの時期がありました。

設計技術者というのは“自己満足”がつきもので、ほぼ完成に近づくと開発スピードが失速してしまうことが多く、当時もその可能性があったと思います。

しかし、タイミングよく運送会社様が、積載効率を検討されているエンドユーザーを紹介してくれまして、これが販売促進のきっかけとなりました。

大手製品メーカー様は、積載効率はもちろんのこと、我々では検証できなかった実走試験をもって、安全性(前後左右、上下の揺れ)や作業性の効果を証明してくれました。その情報はのちに販売活動にも役立ちました。

頑丈で安全。販売後お客様からの好評の声

・大手メーカー様に教えていただいたこと。

ウイング車新車購入、そして運転手補充が迫っていた時期にFOLDDECKを活用することで新車も運転手補充も必要がなくなった。「すぐにもとが取れましたよ、数千万円使わなくて済んだんですよ」と。現在も追加注文をいただいています。

・頑丈 剛性設計

FOLDDECKの類似品がたくさん出回ってきたころのこと、他社製品が剛性性能不足による破損事故があった事をお客様から教えていただいた。お客様からはフォールド・デッキの良さの一つとして頑丈で安全という評価をいただいている。しかし、お客様の要望は軽くて丈夫、今後の開発ポイントとなっています。

社内の柱の一つへ。フォールド・デッキ専用のホームページを立ち上げ

コロナの影響により当社の売上は大きく減少しました。その後、コロナの影響が小さくなるにつれ、売上は回復しましたが、当社の売上で大きなウェイトを占める住宅部材の売上は長期的にはゆるやかな減少が続いています。そこから、社内で住宅以外の分野を伸ばすことが必要だという声があがり、その中でフォールド・デッキの製造販売が柱の一つになりました。 

フォールド・デッキを直販することにより売上を伸ばすにはどのようにすればいいのか検討した結果、フォールド・デッキ専用のホームページを立ち上げることにしました。

 また、フォールド・デッキ専用のホームページの作成にあたって、公的な機関のアドバイスを受けながらフォールド・デッキ専用のホームページの作成を行いました。

https://nankai-kogyo.com/fold-deck/

商社経由中心の販売からメディア機能を活かした直販強化へ

 これまでは商社経由が販売の中心でした。昨年より直販を強化するため、カタログの更新、ホームページの開設、新聞TVなどのメディア機能を活かし、目にしてもらう機会を得て、問い合わせ件数は大幅に増加しています。

 今後は、直販を通してお客様の要望に応えるフォールド・デッキの改良、販売の拡大に伴う製造方法の見直しと通じて一社でも多くのお客様にフォールド・デッキを利用していただけるように取り組んでいきたいと考えています。


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