豪州スカボロガス田開発プロジェクトに係る資産買収出資採択および債務保証採択について

2024年3月26日(火)16時46分 PR TIMES

〜エネルギー安定供給と環境負荷低減の両立を目指す〜

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:高原 一郎)は、エルエヌジージャパン株式会社(以下「会社」)の子会社であるLJ Scarborough Pty Ltd(以下「LJS社」)が参画する豪州スカボロガス田開発プロジェクトについて、資産買収出資・債務保証対象事業として採択しました。

 LJS社は、2023年8月にWoodside Energy Group Ltdの子会社(以下「ウッドサイド社」)と、西オーストラリア州沖合のスカボロガス田開発プロジェクト(以下「本プロジェクト」)権益の10%を取得することを定めた権益売買契約(以下「売買契約」)を締結し、JOGMECも本プロジェクトについて同年同月に資産買収出資・債務保証対象事業として採択しました。JOGMECは、LJS社が負担する開発費等の50%を上限に同社に対して出資を行うとともに、同社の借入金額の50%を上限に債務保証を行います。 本プロジェクトにて生産される天然ガスは、海底パイプラインを経由してプルートLNG基地まで輸送され、同基地にてLNGが生産されます。同基地におけるLNG生産量は最大で800万トン/年が見込まれており、LJS社は権益相当分(最大約80万トン/年)のLNGを引き取る予定です。 天然ガスおよびLNGは、石油や石炭と比較するとCO2排出量が少なく、脱炭素化への移行に向けたトランジションエネルギーとして重要な役割が期待されており、特にアジアにおける需要の増加が見込まれます。また、昨今では地政学リスクに起因してエネルギーセキュリティの重要性が再認識されています。
 スカボロガス田の天然ガスのCO2含有率は0.1%未満と非常に低いため、LNG生産段階での温室効果ガス排出量が少なく、したがって環境負荷も小さいと考えられます。また、豪州は地理的に日本から比較的近く、豪州から日本へのLNG輸送にあたってはチョークポイントを経由する必要がないといった利点もあります。
 本プロジェクトはエネルギー安定供給と環境負荷低減の両立を目指すトランジションエネルギープロジェクトとして、我が国のエネルギーセキュリティの向上、および脱炭素化の推進に貢献することが期待されています。■出資先会社の概要
名称:LJ Scarborough Pty Ltd
設立年月日:2023年7月31日
本社所在地:西オーストラリア州パース
Director:岡安 謙治 氏
株主構成(予定):会社:50.1%、JOGMEC:49.9%■権益保有比率(2024年3月26日時点)
ウッドサイド社(オペレーター): 90.0%
会社:10.0%■採択の内容
採択年月日(採択条件充足日(注)):2023年8月1日(2024年2月23日)
出資見込額:4.21億米ドル
債務保証見込額:2.5億米ドル
採択理由:本事業については、(1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)政策的事項、(4)事業実施関連事項等の観点から構成されるJOGMECの採択審査基準を満たすと判断されることから、出資対象事業・債務保証対象事業として採択することとした。なお、本件の採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。(注)2024年2月23日に売買契約の先行条件を全て充足したことに伴って、JOGMECの採択条件も充足したため、今般プレスリリースすることとしたものです。【参考:鉱区位置図】
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12624/789/12624-789-d04e3213d7c4ceb773e7f111b3148640-500x501.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
リリース本文はこちら↓
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00170.html
https://prtimes.jp/a/?f=d12624-789-1c9486fde835cd1636d09aec21c40733.pdf

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