マロニエゲート銀座2のユニクロとGU、購入商品をホテル配送 訪日客ターゲット

2025年4月19日(土)8時52分 財経新聞

 衣料品大手のファーストリテイリングと手荷物配送サービスのAirporter(エアポーター)は、東京都中央区のUNIQLO TOKYO(ユニクロトウキョウ)とGUマロニエゲート銀座2(ともに中央区銀座)で、観光客向けの購入商品ホテル配送サービスを始めた。銀座を訪れる訪日外国人観光客が増える中、より快適な買い物を楽しんでもらうのが狙い。

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 サービスの受付場所はマロニエゲート銀座2内にあるUNIQLO TOKYOの1階サービスカウンターと、GUマロニエゲート銀座2の5階レジ。午後9時までの営業時間中にそれぞれの店舗で購入した商品を持ち込めば、翌日の午後8時以降に宿泊先へ届く。UNIQLO TOKYOは翌日午後4時以降に羽田空港、成田空港へ配送するサービスもする。

 料金は宿泊先、羽田空港が1,650円、成田空港が2,200円(いずれも税込)。ただし、民泊施設や簡易宿所などスタッフが常駐していない宿泊施設は、配送の対象外になる。

 ファーストリテイリングは2023年から実証実験を行い、効果を検証してきた。銀座観光は手荷物が増えて食事や観光を楽しめなかったり、買い物を控えたりする課題があったが、「配送サービスがあればより多くの商品を購入したい」という声が多数を占めた。

 日本政府観光局によると、2024年に入って日本を訪れた訪日客が3月までの累計で約1,054万人に達した。3月は過去最多の約350万人で、3月中の1,000万人突破も過去最速。日本政府観光局は春の桜シーズンや円安が影響したとみている。

 円相場が徐々に円高に向かいつつあることやトランプ関税の影響などから不透明要素が高まっているが、コロナ禍前より初来日の訪日客が増え、東京と関西という定番コースを回る訪日客が目立つのが最近の特徴で、東京都の銀座や浅草、京都市の東山、祇園などに訪日客が集中している。

財経新聞

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