尾鷲市でネイチャーポジティブの実現を目指した新コンソーシアムが始動

2025年4月23日(水)12時47分 PR TIMES

「企業×自治体」連携で生物多様性の回復と経済価値創出を両立させ、22世紀につなぐ地域づくりを目指します

● 日本自然保護協会は、三重県尾鷲市と各企業と連携して、尾鷲のネイチャーポジティブを推進するためのコンソーシアムを発足し、活動を開始した
● 本コンソーシアムでは、今後、尾鷲市全域の森林の評価と生物多様性の指標づくり、森林整備や藻場再生を推進する
● また、環境負荷を低減するための再エネ・省エネの推進のほか、人と自然が共生するまちづくりガイドラインづくり等を推進する
● さらに、新しい一次産業の担い手向け教育プログラムの設立や、気候変動に向けた学び場の創立を目指す


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公益財団法人日本自然保護協会(理事長:土屋俊幸、以下NACS-J)は、生物多様性の損失を止め、自然を回復させる「ネイチャーポジティブ」の実現に取り組んでいます。生物多様性は、地域の自然的・社会的条件によって異なります。ネイチャーポジティブは、地域の生物多様性の特性と、保全のための行政施策の必要性の二つの側面から、地域(市町村)ごとに進めていくランドスケープアプローチ※が重要です。そこでNACS-Jは、自治体と企業・市民等とのパートナーシップ構築を通じて市町村を基にしたネイチャーポジティブの実現を目指す「日本版ネイチャーポジティブアプローチ(https://www.nacsj.or.jp/2024/04/40174/)」を全国各地で進めています。

この度、NACS-Jは、三重県尾鷲市、株式会社paramita、三ッ輪ホールディングス株式会社、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES、ディップ株式会社、株式会社サカイ引越センター、日本エヌ・ユー・エス株式会社、パナソニックホールディングス株式会社、八千代エンジニヤリング株式会社とともに尾鷲のネイチャーポジティブを推進するためのコンソーシアムを発足し、活動を開始しました。
本コンソーシアムは、「地域と地球の生態系に資するゆたかな自然」、「ゆたかな自然と人が共生する地域」及び「一次産業の担い手と移住者の増加」を軸とした尾鷲市ゼロカーボンシティ宣言並びにネイチャーポジティブ宣言における22世紀のサステナブルシティを目指して設立しました。今後は1.自然環境整備、2.環境負荷低減、3.教育の3つの柱を軸に活動していきます。

※ランドスケープアプローチとは
一定の広がりのある地域において、土地・空間計画をベースに多様な人間活動と自然環境を総合的に取り扱い、課題解決を導き出す手法。

コンソーシアム発足の背景

2024年11月30日(土)および12月1日(日)の2日間にわたり、三重県尾鷲市と『尾鷲ネイチャーポジティブアクション会議(https://www.nacsj.or.jp/2024/12/42233/)』を共催したことがきっかけです。協賛いただいた7社の企業、そして共催の株式会社paramita、尾鷲市と共にコンソーシアムを発足するに至りました。DAY1では実際に森林整備活動を体験することで生物多様性の森づくりの学びを深め、DAY2では多様な参加者とのディスカッションを経て今後の具体的なアクション宣言を行いました。

今後の活動内容

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27546/174/27546-174-bfaf11c542ac3f84b283701efa4d79d0-1256x762.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1. 自然環境整備
尾鷲市全域の森林ゾーニングと生物多様性の指標づくりといった基盤整備に加え、森林整備や藻場再生を推進します。
2. 環境負荷低減
環境負荷を低減するための再エネ・省エネの促進の他、人と自然が共生するまちづくりのためのガイドラインづくり等を推進します。
3. 教育
新しい一次産業の担い手向けの教育プログラムの設立の他、気候変動を生き延びるための学び場の創立を目指していきます。

参考
- 自治体や企業の皆さまへ ネイチャーポジティブ 支援プログラムのご案内(https://www.nacsj.or.jp/2024/04/40174/)
- ネイチャーポジティブ自治体認証制度について(https://www.nacsj.or.jp/2024/04/39470/)


公益財団法人日本自然保護協会について自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、現在も日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。
http://www.nacsj.or.jp/


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27546/174/27546-174-f11f2d061883edbd826d47d5cddf7984-260x321.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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