ランドスケープデザイナーとしてDan Pearson (ダン・ピアソン)氏、マスターアーキテクトとして新素材研究所 榊田倫之氏が参画

2024年4月30日(火)15時16分 PR TIMES

ゴールドウインが推進する「GOLDWIN PLAY EARTH PARK 事業構想」

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株式会社ゴールドウイン(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:渡辺 貴生)が、創業の地である富山県での開業を目指し推進しているプロジェクト「GOLDWIN PLAY EARTH PARK 事業構想」について、新たにプロジェクトに参画するガーデンデザイナーおよび建築家を決定しました。現在計画している施設全体のランドスケープデザインを、世界的なガーデンデザイナーであり、国内では「十勝千年の森」を手がけたダンピアソンスタジオと高野ランドスケーププランニングが共同で担当します。また開発予定地には複数の施設の建築を計画しており、それら全体の建築計画を取りまとめるマスターアーキテクトの役割を、新素材研究所の榊田倫之氏が担当します。富山県南砺市に根付く「土徳」の文化に触れ、地域の普遍的な美しい自然に学びながら、新たな自然体験施設のデザインに取り組みます。

創業70周年にあたる2020年から始動した本プロジェクトは、当初2026年の開業を予定していましたが、令和6年能登半島地震の影響を受け、開業時期を2027年夏頃へと延期することを決めました。当社は昨年4月に本プロジェクトを推進していくため、株式会社PLAY EARTH PARKを富山県小矢部市に設立し、富山県庁および富山県南砺市役所のPLAY EARTH PARK推進室との連携をさらに深めながら開発推進に取り組んでいます。多様な文化資源が残る北陸地方全体の復興の起点となるような場所を目指し、本事業の開発を進めていきます。

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Dan Pearson ( ダン・ピアソン )
2002年 DAN PEARSON STUDIOを設立。チェルシー・フラワー・ショーに5回入選。世界各地でガーデンデザインを手がけ、日本では2002年に六本木ヒルズのガーデン設計、同年から十勝千年の森プロジェクトに携わり、高野ランドスケーププランニングとともに「北海道ガーデン」を展開する。2012年にTHE SOCIETY OF GARDEN DESIGNERSのSGD AWARDSにおいて十勝千年の森の「メドウガーデン」と「アースガーデン」のデザインで最高位となるGRAND AWARD(大賞)とINTERNATIONAL AWARD(国際賞)を受賞した。

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新素材研究所 榊田 倫之
1976年滋賀県生まれ。2001年、京都工芸繊維大学大学院建築学専攻博士前期課程修了後、株式会社日本設計に入社。2003年、榊田倫之建築設計事務所を設立後、建築家岸和郎の東京オフィスを兼務する。2008年、現代美術作家・杉本博司と新素材研究所を設立。現在、京都芸術大学客員教授、宇都宮市公認の大谷石大使。杉本博司のパートナー・アーキテクトとして数多くの設計を手がける。2019年、第28回BELCA賞など受賞多数。


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Interview | Dan Pearson 「ガーデンが修復する自然と人間の関係性」

自然にとって人間はどのような存在だと考えますか?
「私たちにとって自然とは何か?」それは大きな問いです。多くの人が人間は自然の一部であるという認識から遠ざかっています。私たちは自然の恵みを享受しながら、それを還元することをしばしば忘れがちです。しかし、私たちは自然の非常に重要な一部なのです。自分たちを自然から切り離された存在だと考えることは間違っています。現在、この流れを反省し、人々が自然界と再びつながることの重要性を再認識しようとする動きがいたるところで生まれているように感じます。どのように自分たちが世界に適合し、自然から奪うことを減らしながら、より良いバランスを生み出すことができるのか。これは極めて重要な問題提起だと思います。

現代におけるガーデンの意味や役割をどう考えていますか?
野生の自然ではなく、なぜガーデンが必要なのでしょうか?
ガーデンは、私たち自身が自然の営みに参加する機会を提供するという意味で、自然とのつながりを再び感じる上で、重要な役割を果たすと考えています。ガーデンは自然を育む場所であり、注いだ時間とエネルギーに応じて、自然は反応します。自然とこのような相互関係を築くことで、私たちはつながりを感じることができるのです。そして、ガーデンは人々が集まり、自然に対する想いを共有することができる場所になるのです。ガーデンは何かをする場所であり、時間を過ごす場所であり、季節の変化を見る場所、あるいはガーデンを訪れるすべてのものがその一部となる場所です。このつながりを感じることができれば、私たちは自然環境に対して、きっと謙虚な気持ちを持つことができるでしょう。ガーデンは、その場所をより豊かに、より深く、より意味のある存在として、すべてのつながりを認識させてくれるのです。

今回のプロジェクトが掲げるコンセプト 「Naturing(人と社会の営みを自然化する)」を
どのように解釈し、ランドスケープデザインに取り入れようとしていますか?
「NATURING」という言葉は、自然と再びつながるための新しい視点を提供する、とても新しい言葉です。ガーデニングを始めたばかりの子どもの頃に学んだ重要なことの一つは、自分が自然の一部であるという気づきでした。何かを育てた時に起こる錬金術のような光景はまさしく、「NATURING」という概念が意味する、自分の行いが他者を育むという自然のサイクルそのものだと思います。そして、この考え方はあらゆるレベルの物事に共通する可能性を持った原理です。日本の文化には、「七十二候」として知られる、一年を72の季節に分ける独特の自然観があります。これは、時間をゆっくり観察し、自然との深いつながりを愛おしむ姿勢です。そういう意味では、「NATURING」という考え方はある意味で、常に存在していたと言えるのかもしれません。そして、この国が既に持っている自然観、その古い文化を改めて取り入れ、子どもたちを自然の世界に導きたいと考えています。今回デザインするガーデンは、72の季節の機微な変化を表現することで、自然の重要性やつながりを改めて感じられるような場所にしたいと思っています。しかし、重要なことは、このガーデンは真剣なものではなく、遊び心と喜びに満ちあふれ、常に変化し、一日として同じ表情はありません。常に進化し、変化しつづける世界であり、私たち人類を超えた生命を感じることができる場所になることを願います。


PLAY EARTH PARK NATURING FOREST コンセプトムービー
https://www.youtube.com/watch?v=_E54125e0rk

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