鹿児島県志布志市、強靭化βモデルの認証基盤に認証セキュリティソリューション「ARCACLAVIS Ways」を採用

2023年5月9日(火)14時0分 @Press

株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之)は、鹿児島県志布志市(市長:下平 晴行、以下 志布志市)に、認証セキュリティソリューション「ARCACLAVIS Ways(アルカクラヴィス ウェイズ)」が導入された事例を公開しました。
志布志市では2021年8月に「志布志市デジタル化推進計画」をいち早く策定し、庁内システムの全体最適化を進めるなど、DXに先進的に取り組んでいます。今般の新型コロナウイルスによって住民サービスと行政内部事務のオンライン化の要望が急激に増加する中で、従来のLGWAN接続系を主としたαモデルから、インターネット接続系を主とした強靭化βモデルへの移行を決断し、自治体情報システム強靭性向上モデル(※1)のβモデルに基づき適切なセキュリティ対策を講じるとともに、業務効率化を図ることのできる新たな多要素認証としてARCACLAVIS Waysを導入しました。
既存の職員証ICカードを利用した二要素認証や、シングルサインオンによって、ユーザ認証の運用負荷が軽減され、市役所全体で月間1,779時間も削減できたという試算結果も得られています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/354908/LL_img_354908_1.jpg
鹿児島県志布志市、強靭化βモデルの認証基盤に認証セキュリティソリューション「ARCACLAVIS Ways」を採用

※1 自治体情報システム強靭性向上モデル:
自治体情報システム強靭性向上モデルとは、総務省が示す地方自治体の情報セキュリティモデルのことで、「情報の持ち出し制限」「インターネット分割・無害化通信」「情報セキュリティクラウドの構築」の三層の構えを提唱している。


■導入の背景:業務システムへのログインに最大4回のパスワード入力が必要だった
ARCACLAVIS Waysを導入する前は、業務端末、仮想デスクトップ、業務システムの3段階で、ID・パスワード認証が必須でした。マイナンバー利用事務系については、仮想デスクトップログイン時にID・パスワードに指紋認証を追加した二要素認証を行い、さらにそこから各種システムへのログインが必要となります。LGWAN接続系に属するシステムについては少なくとも3回、インターネット接続系及びマイナンバー利用事務系に属するシステムについては二要素認証を追加した4回のログインが必要となっていました。また、情報管理課にとっても、指紋の読み取り不良によるログインエラーの頻発など、トラブル対処や問い合わせ対応、指紋とActive Directory(※2)との紐づけ作業などに、多くの時間と労力が奪われていました。
※2 Active Directory:Windowsのサーバーに搭載されている機能で、管理するネットワーク上に存在する様々な資源やその利用者の情報・権限などを一元管理することができるもの。


■選定ポイント
強靭化βモデルに対応していることはもちろん、単なるセキュリティ強化ではなく、デジタル化による業務効率化、費用削減、市民サービスの向上などの付加価値を見出すことが重要な要件でした。


■ARCACLAVIS Ways導入の効果(メリット)
1. 最大4回必要だったログイン操作が1回だけに
シングルサインオン機能を活用することにより、複数回行っていたログイン操作が、1回だけになり、時間と工数が飛躍的に削減できました。本庁・支所を含めた市役所全体で月に1,779時間も削減できたという試算結果も得られています。指紋が認証されない、パスワードを忘れたなどのユーザ認証にかかる運用負荷が軽減され、市民サービス向上に直結しています。

2. 全職員が二要素認証を行い、全庁でセキュリティ強化
ARCACLAVIS Waysを導入する前は、マイナンバー利用事務を行う職員のみが指紋認証デバイスを所持し、二要素認証を行っていました。導入後は全ての職員に対して端末起動時に多要素認証を導入したことから、全庁でのセキュリティ強化を果たすことができました。

3. 既存の職員証ICカードをそのまま使用し、導入の工数とコストを削減
二要素認証には従来の指紋認証の代わりに、志布志市職員証のICカードを用いて全職員を対象としました。既存の職員証をそのまま使用したので、指紋認証導入時に比べ、圧倒的に少ない工数で済みました。導入コスト削減にも貢献できています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/354908/LL_img_354908_2.png
二要素認証とシングルサインオンによるログインイメージ図

■志布志市ご担当者様のコメント
志布志市 総合政策課政策推進グループ デジタル推進担当 加治木 梢 様
「今までセキュリティ対策を強化するほど、職員の業務負担が増えてしまうことがネックでした。ARCACLAVIS Waysはその点、セキュリティ担保と業務効率化を両立でき、将来のデジタル化施策の可能性を大きく広げられました。」


■志布志市様について
鹿児島県東部、志布志湾の港奥ほぼ中央に位置し、人口30,179人(2022年1月1日時点)から成り立っています。海岸部一帯は、日南海岸国定公園に指定されており、亜熱帯性の植物が繁茂し、沖合の枇榔島亜熱帯性植物群落は国の特別記念物に指定されています。また、市内中央部には九州唯一の国際バルク戦略港湾(穀物)に選定されている志布志港があり、南九州地域の国内・国際物流拠点となっています。


■志布志市様の導入事例は下記にて公開しております。
https://www.ryobi.co.jp/security/case/shibushi


■ARCACLAVIS Waysについて
ARCACLAVISシリーズは、1998年の販売開始よりトータル120万ライセンス以上の導入実績を誇る認証セキュリティソリューションです。
その主力製品である「ARCACLAVIS Ways(アルカクラヴィス ウェイズ)」は、これまでのID・パスワードによる認証を、「顔認証+パスワード」「ICカード+パスワード」などの多要素認証に強化することで、なりすましによる不正利用や、情報漏えいを防止します。自社開発の顔認証エンジンにより、マスクを着用しても高精度の顔認証が可能です。マイナンバーカードを利用した認証にも対応しています。
また、シングルサインオン機能により、業務アプリケーションのID・パスワードを自動入力することで、情報セキュリティの強化とユーザの利便性を両立させます。
ARCACLAVIS Ways製品紹介: https://www.ryobi.co.jp/security/arcaclavis-ways


■売上目標
セキュリティ事業全体 20億円(2030年度)


【株式会社両備システムズ 会社概要】
社名 : 株式会社両備システムズ
本社所在地 : 岡山県岡山市北区下石井二丁目10番12号
代表者 : 代表取締役社長 松田 敏之
設立 : 1969年12月
資本金 : 3億円
事業内容 : 公共、医療、社会保障分野および
民間企業向け情報サービスの提供
(システム構築、アウトソーシング事業)、
ソフトウェア開発、データセンター事業、
ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、
ハードウェア販売および保守サービス、
AI・IoTなど先端技術研究開発
コーポレートサイト: https://www.ryobi.co.jp/


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