Ubie、"健康寿命の最大化"を軸とする社会的インパクト指標とロジックモデルを策定・公表

2024年5月13日(月)17時16分 PR TIMES

〜創業以来、推定2.7万年以上の健康寿命延伸、1,500億円以上の経済価値創造に貢献と試算〜

 Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)は、事業活動が社会に与えるポジティブな影響を定量的に評価し、効果的に高めていくための社会的インパクト指標とロジックモデルを策定・公表したことをお知らせします。策定した指標の中でも、当社のビジョンと最も関連する「健康寿命延伸インパクト(*1)」を推計した結果、2017年の創業より当社の事業を通じ貢献した健康寿命は推定で2.7万年以上に及び、経済価値は1,500億円以上であることが示唆されました。

インパクト指標とロジックモデルの詳細はこちら
https://speakerdeck.com/ubie/ubie-social-impact

[画像1: https://prtimes.jp/i/48083/82/resize/d48083-82-9fc4286b6ad41a888e49-0.png ]


Ubieは「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションとするヘルステック企業です。日本は平均寿命・健康寿命が世界トップクラスですが、それでも人生のおよそ1/6の時間(*2)を疾病により損なっていると考えられます。この問題の一因として、有効な治療法が存在しながらも適切な医療サービスが届かない「生活者と適切な医療のマッチング不全」が挙げられます。Ubieはこの課題解決による、健康寿命の最大化を軸とした社会的インパクトの創造を目指しています。

当社は、症状から疾患情報や近隣の医療機関を検索できる「ユビー」や、病気や治療方法について調べることができる「ユビー病気のQ&A」を通じて、月間約1,000万人の方々に適切な医療へのアクセス支援を行っています。また、医療機関向けには診療の質向上をサポートする「ユビーメディカルナビ」を提供しており、全国1,700以上の医療機関に導入されています。さらにこれらのプラットフォームを活用し、製薬企業と生活者・医療機関をつなぐサービスも展開しています。製薬企業が持つ豊富な疾患・治療に関する情報を、生活者と医療機関に提供することで、疾患・治療啓発につなげています。これらの事業を通じ、多くの生活者と適切な医療のマッチングと、それによる健康寿命の延伸を実現してきました。また、事業の社会的インパクトが財務的成長を導き、得られた利益を再投資することでより多くの生活者と適切な医療のマッチング機会を創出するという、社会貢献と財務的成長が相乗効果を生む独自のビジネスモデルを築いています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48083/82/resize/d48083-82-8010f84666473d52508c-2.png ]

社会的インパクト指標は、当社の事業によって生まれるインパクトを定性、定量で把握し、効果的に高めていくための活動に用いる物差しです。この度当社は、ミッション・ビジョンの実現並びに当社の競争優位性と関連の強い7個のKPI、2個のKGIを策定するとともに、ビジョンと最も関連する健康寿命延伸インパクトの推計を試みました。推計の結果、2017年の創業から当社の事業を通じてステークホルダーとともに貢献した健康寿命延伸インパクトは推定2.7万年以上に及びます。さらに、インパクト加重会計の手法を参考に経済価値を推計すると、その価値は1,500億円以上と示唆されました。当社のようなスタートアップが率先して意図するインパクトを評価すること、そしてその情報資産を事業成長・組織成長に利活用する事例を提示することは、業界の健全な発展にも寄与すると考えています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/48083/82/resize/d48083-82-71409d2193ecdd1b599e-2.png ]

今後Ubieは、社会的インパクト指標の測定を通じて、ステークホルダーと共に貢献する価値の定量、定性的な評価を行うとともに、ステークホルダーとのより建設的な対話、より効果的な経営方針の策定・実行等に積極的に活用します。また、社会貢献と財務的成長が相乗効果を生む独自のビジネスモデルを一層加速し、持続可能な社会課題解決と経済成長の両立、そしてミッション・ビジョンの実現に向けて取り組んでまいります。

*1 当社のミッション、事業との対応関係の説明性、その感度といった指標としての適切性を考慮し、質調整生存年(Quality-adjusted life years, QALY)の増分を健康寿命延伸と解釈、定義した。
*2 Disease burden vs. health expenditure per capita - Data by Our world in Dataより、2019年日本の疾病負荷は、100,000人あたり15,885.71DALY、1人あたり約0.159DALY。簡便のため、1DALY≒失われた1年分の健康な生活ととらえ、2019年時点で平均的には1人あたり0.159年、すなわち約1/6年を失っていると解釈した。

(留意すべき事項)
・一般に健康寿命は「日常生活に制限のない期間の平均」と「自分が健康であると自覚している期間の平均」であり、サリバン法を用いて算定されることに留意が必要です。
・2024年5月時点では、当社プラットフォームの貢献割合を評価できておらず、製薬企業や医療機関といった「ステークホルダーとともに貢献したインパクト」であることに留意が必要です。
・2024年5月時点の組入対象(11疾患、18治療)は、2024年5月時点でユビーが対応している疾患の一部であること、推計の根拠に用いたユーザーデータのばらつき、利用者属性と実際の疫学的な分布との差分を考慮できていないこと、QALYのエビデンスには海外文献が多いこと(異なる人種や社会間でのQOL値の比較は一般に行われない)等を鑑みて、健康寿命延伸インパクトの当該推計結果はあくまで参考値であることに留意が必要です。
・QALYの貨幣価値換算において、参照したVBA HEALTH CLUSTER Social Impact of Innovative Medicineが提示した手法のうち一部(Direct paid effects)のみを推計している点、ユーザーの年齢分布において医学的背景ごとの差分を考慮できていない点等を鑑みて、貨幣価値換算の当該推計結果はあくまで参考値であることに留意が必要です。



(より正確な評価に向けて)
・インパクト評価にかかるガイダンスの策定に合わせて、適切な手法での評価、開示を検討します。
・先行研究の参照のみならず、目的に沿った研究を実施することで、より精度の高い評価が可能になると考えられます。
・必要に応じて、組入対象とする疾患・治療の拡充を検討します。
・行動変容エビデンス取得率の伸長や取得可能なデータ種類の増加に合わせて、より実態に即した評価方法の実践を検討します。




【Ubie株式会社が提供するサービス一覧】
▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app/
US版:https://ubiehealth.com
▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」
https://intro.dr-ubie.com/
▽生活者とクリニックをつなぐ「ユビーリンク」
https://intro.dr-ubie.com/ubielink

【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビ—メディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

所在地  :〒103-0012  東京都中央区日本橋堀留町二丁目4番3号 日本橋堀留町2丁目ビル 6F
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL   :https://ubie.life

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