セキュリティルータ「FL MGUARDシリーズ」IEC62443-4-2認証取得対応バージョンの販売を開始
2025年5月13日(火)13時47分 PR TIMES
フエニックス・コンタクト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:吉野 博通)は、セキュリティルータ「FL MGUARDシリーズ」の6機種(*1)(以下、同製品)に関して、第三者検査機関TUV Rheinland(テュフ・ラインランド)により認証されたIEC 62443-4-2(*2)対応製品の日本での販売を5月14日(水)より開始することをお知らせします。同製品は発売から25年もの間、国内外の様々な産業現場のサイバーセキュリティ対策に使用されています。今回の新バージョンでは、新設ネットワークだけでなく既設のネットワーク構成に対して変更なしにセキュリティを追加できる、といった製品の使いやすさに加え、最新のセキュリティ法への準備も可能となります。
詳細を見る :
https://www.phoenixcontact.com/ja-jp/mguard-iec62443-4-2?utm_source=prtimes&utm_medium=newsrelease&utm_campaign=mguard-iec62443
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28451/42/28451-42-28f306f6a1d601778eb7275144ebbb13-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]セキュリティルータ「FL MGUARDシリーズ」
欧州域内では2027年12月より欧州サイバーレジリエンス法(CRA、*3)が完全適用され、この法律に対応しないデジタル要素を含む製品にはCEマークの付与が不可となり、欧州での販売ができなくなります。同法を遵守するためには、CRAの整合規格としての準備も進んでいるIEC 62443-4-2認証製品を利用してシステム構築することが推奨されます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/28451/42/28451-42-5fb1944cea7a164c7738b6c18a6fc49a-3900x2343.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]製品使用イメージ
幣社は3月末にドイツにて開催された国際産業技術見本市「Hannover Messe 2025」にて、本製品のIEC 62443-4-2(SL-C 2)認証取得、弊社7事業組織およびPSIRT部門の開発ライフサイクルのIEC 62443-4-1(*2)認証取得を発表しています。フエニックス・コンタクトは、今後もサイバーセキュリティの総合的な理解と実践により、様々な製品のサイバーセキュリティ対応を鋭意進め、お客様のセキュアなシステム構築をサポートする信頼いただけるパートナーであり続けます。
■製品の特長
当製品は基本的なルータ、NATルータ、ファイアウォール、VPNの機能に加え、以下の機能を提供します。- 既設のネットワーク構成を変更することなくセキュリティを追加できるステルスモード
- 接点入力を使ったファイアウォールルール(※)、VPN接続の切り替え。警報接点出力
- ネットワークを3分割してセキュリティを増せるDMZ対応(※)
- パケットフィルタ(L2(※), L3)、ステートフルパケットインスペクション、DoS攻撃保護
- ユーザー毎のファイアウォール(*)、ファイアウォールの冗長化(※)
- 認証(X.509証明書、PSK)
- PSIRTに連動したセキュアなファームウエアの適切な提供
- 各種プロトコルサポート(SNMP、LLDP、DNS、DHCP、RADIUS, syslog)
※機能によって対応機種が異なります。
■製品詳細と関連情報URL
・製品詳細:製品資料ダウンロード :
https://assets.phoenixcontact.com/file/949b1eab-5d59-4084-8588-6ffd7b507790/media/original?1835343_mGuard_20250512.pdfIEC 62443対応 セキュリティルータ FL MGUARD 2000/4000
・関連情報URL1.:IEC 62443 - 産業用サイバーセキュリティ(https://www.phoenixcontact.com/ja-jp/iec-62443-the-industrial-cybersecurity-standard?utm_source=prtimes&utm_medium=newsrelease&utm_campaign=mguard-iec62443)
・関連情報URL2.:産業用セキュリティ(https://www.phoenixcontact.com/ja-jp/industries/industrial-security?utm_source=prtimes&utm_medium=newsrelease&utm_campaign=mguard-iec62443)
*1) FL MGUARDシリーズ : IEC 62443-4-2の認証を取得した6機種のリスト、機能は上記フライヤを参照ください。
*2)IEC 62443-4-2、およびIEC 62443-4-1:IEC 62443-4は産業用オートメーション及び制御システム(IACS)のセキュリティ要件を定めた国際規格です。IEC 62443-4-2はIACSコンポーネントのセキュリティ機能要件を定めており、IEC 62443-4-1は製品開発ライフサイクルのセキュリティ要件を規定しています。(引用:IEC 62443-4-2:2019 | IEC、IEC 62443-4-1:2018 | IEC(https://webstore.iec.ch/en/publication/34421))
*3)欧州サイバーレジリエンス法(The Cyber Resilience Act (EU) ):デジタル部品を含むハードウェア・ソフトウェア製品の製造業者に適用されるサイバーセキュリティ要件を定めた法令です。インターネットに接続されるすべての機器(有線・無線問わず)と、欧州単一市場で販売されるソフトウェアについて、より高いレベルのセキュリティを保証することを目的としています。これにより、製品の安全性が向上し、ユーザーをサイバー攻撃から保護します(引用元:Cyber Resilience Act (EU): a disruptive regulation for the EU market(https://www.cyberresilienceact.eu/ja/))
<フエニックス・コンタクト株式会社について>
世界50か国以上に海外支社を展開し、創業100年以上の歴史を持つドイツの産業用接続部品、制御機器および通信機器のマーケットリーダーとして、製品開発から製造、販売を行うフエニックス・コンタクト社の日本法人。日本では本社(神奈川県横浜市)をはじめ10営業拠点、配送センター(神奈川県大和市)を通じ、DINレール搭載用端子台・プリント基板用端子台・産業用コネクタなどの接続部品、信号変換器・電源・リレーを中心とする電子機器、サージ保護機器、産業用ネットワーク機器、制御機器、セーフティ機器、産業用PC・HMI、照明機器など10万点以上におよぶ製品の販売およびカスタマーサービスを行う。詳細はウェブサイト(https://www.phoenixcontact.com(https://www.phoenixcontact.com/ja-jp/))をご覧ください。