レトリバ、高速塩基配列検索ソフトウェアGGGenome2024年版の提供開始

2024年5月14日(火)11時46分 PR TIMES

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/22635/70/22635-70-ff8a7d64be8df33b032208cb1ef6426e-1920x1005.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AI技術で組織の課題解決を支援する株式会社レトリバ(本社:東京都豊島区、代表取締役 田口琢也)は、高速塩基配列(※1)検索ソフトウェアGGGenome2024年版の提供を開始いたしました。

GGGenome2024年版を導入することで、最新のデータベースを参照した核酸医薬品(※2)のオフターゲット遺伝子(※3)の抽出が漏れなく可能になり、核酸医薬品の設計を効率的に行うことが可能となりました。

※1塩基配列・・・DNAやRNAなどの核酸分子を構成する塩基の並び
※2核酸医薬品・・・主にDNAやRNAを対象とし、遺伝子の発現を制御することで、これまでに治療法のなかった病気の治療に使用される医薬品の一種
※3オフターゲット遺伝子・・・核酸医薬品の標的以外の遺伝子であり、意図せず発現を制御してしまう可能性のある遺伝子

GGGenomeとは
GGGenomeは、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)の提供する、塩基配列を高速に検索するウェブサービスです。 GGGenomeを使用することで、最新のデータベースを参照して核酸医薬品のオフターゲット遺伝子の抽出を漏れなく行えるため、核酸医薬品の設計および安全性評価を効率的に行うことが可能です。

レトリバはこれまで培ってきた検索技術を活用し、核酸医薬品の安全性評価の効率化に寄与してきました。

GGGenome2024年版の更新内容
GGGenome2024版により下記が可能になりました。
- オフターゲット遺伝子になりやすい、標的遺伝子(※4)に似た塩基配列をもつ遺伝子の情報をより簡単に得ることができるようになり、オフターゲット遺伝子の抽出を効率的に行うことができるようになった
- 最新の遺伝子情報が反映されたデータベースを参照することができるため、薬事申請時の安全性評価をスムーズに行うことができる
- 秘匿情報として検索ログに含まれる塩基配列がありますが、その情報を自動で隠す機能が追加されたことで、手作業で情報を隠さなくてもGGGenomeの利用に関するレトリバのカスタマーサポートが受けられるようになった


※4標的遺伝子・・・疾患の原因となり、核酸医薬品の標的として発現を制御することを目標とする遺伝子

提供の背景
オフターゲット遺伝子を抽出する際に重要となるのが、
- 類似した塩基配列を持っているのか
- 遺伝子のどのような領域に似ている塩基配列を持っているのか

という情報ですが、これらの情報を取得するためには外部のデータベースを参照する必要があり、その分の手間がかかるため非効率的でした。

また、薬事申請時には常に最新のデータベースを参照することが求められるため、常にデータベースを最新に保つ必要がありました。

レトリバによるカスタマーサポート時にはGGGenomeの検索ログを提出してもらい、不具合の原因を探しますが、その際に検索した塩基配列が秘匿情報にあたるため、提出前に情報を隠してもらう必要がありました。

以上のような課題を解決するため、GGGenome2024年版をリリースすることとなりました。

GGGenome2024年版の独自性
GGGenome2024年版が持つ独自性として以下の3点があげられます。
1.核酸医薬品の設計に最適な20塩基程度の短い塩基配列の検索に最適化されている
2.塩基配列のミスマッチだけでなく挿入欠失のある類似した塩基配列も検索でき、オフターゲット遺伝子となりうる塩基配列を漏れなく検索できる
3.最新のデータベースを参照できる
4.日本での薬事申請の際の安全性評価において信頼と実績をもつ

利用方法・料金
製品はSSD(USBメモリ)で提供され、PCにSSDを接続することによって利用が可能です。
7/1より買い切りプランに加え、サブスクリプションプランが新設されます。
買い切りプランはライセンス許諾の期間に制限はなく、480万円/本で購入できます。
サブスクリプションプランでは年間240万円で利用でき、契約期間中のプログラムとデータベースの更新等のレトリバによるカスタマーサポートも受けられます。

今後について
GGGenomeを提供することで、核酸医薬品の創薬過程における設計および安全性評価を効率化することができます。
それにより、これまでに治療法のなかった患者様へ、一日でも早く新たな治療薬が提供されるように、貢献していきたいと考えています。

株式会社レトリバについて
私たちは「ことばを、知識に。」をビジョンに、自然言語処理、機械学習、深層学習をコアテクノロジーとした検索・分類・抽出を行うソリューションを提供しております。
所在地:東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14F WeWork内
代表者:代表取締役CEO 田口琢也
事業内容:自然言語処理及び機械学習を用いたソフトウェアの研究・開発・販売・導入およびサポート
コーポレートサイトURL:https://retrieva.jp
==================================================
本件に関するお問合せ:株式会社レトリバ
担当者:土橋・辻 pr@retrieva.jp
==================================================

PR TIMES

「高速」をもっと詳しく

「高速」のニュース

「高速」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ