ミラー駆動による俊敏性を実現したトラッキングカメラを開発 サーフィン競技への活用実証実験

2024年5月15日(水)18時46分 PR TIMES

[画像1: https://prtimes.jp/i/32702/418/resize/d32702-418-7edd89384fc2d6dfd6ef-0.jpg ]

        開発したトラッキングカメラで動画撮影した画像(2024年4月8日/静波サーフスタジアム)

 一般社団法人静波パラサーフィンフェスタ2024実行委員会(代表理事:松下貢汰、以下、実行委員会)と西日本電信電話株式会社静岡支店(支店長:番匠俊行、以下、NTT西日本)は、「第3回静波パラサーフィンフェスタ(https://parasurfingfesta.jp/)」<5月25日(土)〜5月26日(日)開催>において、株式会社NTTSportict(代表取締役社長:中村正敏、以下、NTTSportict )が開発したトラッキングカメラを使い、サーフィン競技への適応の実証実験を行います。

[実証実験概要]
●時期
2024年5月25日(土)9:00〜18:00(大会予選)
2024年5月26日(日)9:00〜16:00(大会決勝)
●会場
第3回静波パラサーフィンフェスタ
<静波サーフスタジアム (静岡県牧之原市静波2220)>
●検証概要
第3回静波パラサーフィンフェスタにおいて、実際の競技模様の自動追尾撮影を行い当該トラッキングカメラのトラッキング性能・俊敏性等の検証を行う。

1.取り組みの背景
 インターネットでの動画視聴が日常的になり、企業のプロモーションはもとより、個人の情報発信においても映像メディアの活用が主流になりつつあります。さらにAI技術の進歩は、動画発信の可能性を大きく進展していくことが期待されます。
 NTT西日本静岡支店は、これまでAIカメラの活用などスポーツ映像ソリューション事業に取り組み、ICTの活用によるスポーツの可能性をひろげる取り組みを行ってまいりました。静波パラサーフィンフェスタ2024についても同様、協賛にとどまらずICTの活用によりパラサーフィンの魅力を効果的に情報発信することができないかを考えてまいりました。
 そのような中、NTTSportictが開発したトラッキングカメラが、無人での自動撮影に加え、素早いアクションにも俊敏に追尾が可能であることから、これを活用し選手が繰り出すダイナミックな技や、波の上を滑るスピード感を魅力的に動画発信したいと考え、静波パラサーフィンフェスタ2024実行委員会、NTT西日本、NTTSportictの三者で実施することとしました。

2.開発したカメラについて
 開発したトラッキングカメラは、競技者を検出し自動で追尾撮影する機能に加え、ミラーの反射を利用した構造を採用。カメラヘッドは固定したまま、ミラーの角度をコントロールすることで俊敏なパン/チルト(カメラの向きを左右(パン)、上下(チルト)に向ける動作)を可能にしました。この構造により、競技者の素早い動きに対応するトラッキングを実現しました。この特性を踏まえ、フィギュアスケートをはじめ、スケートボードやBMXなど高さや速さを追求したアーバンスポーツなど、開発したトラッキングカメラの特性にマッチした競技をはじめ多方面での活用を模索していきます。
 なお、今回撮影した映像は静波パラサーフィン実行委員会へ提供し、配信映像の一部として活用するとともに、NTTSportictホームページ等においても映像を一部掲載する予定です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32702/418/resize/d32702-418-08d331f8a4b27974ded2-1.jpg ]

                          開発したトラッキングカメラ
【特徴】
●ミラーの向きを制御することで、俊敏なパン/チルトを実現
●フレームレート最大120FPSでほぼリアルタイムの物体トラッキングが可能
(参考)地上波TV:60FPS
●ミラー反射に適した望遠レンズを独自設計

【構造・仕組み】
[画像3: https://prtimes.jp/i/32702/418/resize/d32702-418-9082bc52d95d512f2246-2.png ]

【主な仕様】
●NDI出力
●出力フォーマット Full HD(1920x1080)30-120fps
●レンズ焦点距離 450 mm(35mm判換算)
●STADIUM TUBE(※) マイページ(https://nttsportict.co.jp/mypage/)と連動し、
 スマートフォンやPCで撮影映像を管理可能

(※)STADIUM TUBEはNTTSportictが提供するスポーツDXソリューション

3.実証実験の取り組み
●パラサーフィン競技者の動きに応じた、「自動追尾」「反応性能」の検証
●被写体に対するトラッキング性能の確認
●撮影した映像の活用
 ・第3回パラサーフィンフェスタ配信動画への映像ソースとしての提供
 ・スマートフォンやPCによる撮影映像の提供・管理
 ・競技を終えた選手に自身のライディングをディレイ再生による提供(予定)

※ 雨天の場合は撮影を中止する可能性もございます。予めご了承ください。
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

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