KOLC+、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GNSSモデル連携」を提供開始。AWS経由で平面直角座標もデータ連携可能に

2025年5月15日(木)16時47分 PR TIMES

BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」を提供する、株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GNSSモデル連携」を正式に提供開始しました。衛星測位の経度緯度だけでなく、トータルステーションやSLAM(自己位置推定)などの平面直角座標も連携可能な仕組みにすることで、ミリメートル精度でのモデル連動も可能になりました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81365/26/81365-26-00b133ae7c78054357bb24089795edfc-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
開発の背景
従来、GNSS(全球測位衛星システム)で測位した位置情報(経度・緯度・標高)と、デジタルツイン上の特定の3Dモデル(重機や橋桁など)を連動させるには、導入現場ごとに個別にプログラムを修正する必要がありました。例えば、GNSS端末の取付位置が現場条件や日程によって変わることもあり、その都度エンジニアがコードを修正する必要があるため、リアルタイムデジタルツインを導入するには相応のコストがかかるとともに、スケールしにくいという課題がありました。

そこで、KOLC+では、GNSSと3Dモデルをデジタルツイン上でノーコードで簡単に紐づけられる仕組みを独自開発しました。これにより、エンジニアを介さずに、現場のタブレット端末だけでGNSS連動を管理できる、低コストでスケーラブルな運用環境を実現しました。
ドラッグ&ドロップでGNSSと3Dモデルを連携
高精度測位サービス(RTK-GNSS)などから取得した位置情報は、KOLC+のデジタルツイン上にプロットされます。この点をつかんで、対象モデルのGNSS取付位置にドロップするだけで両者を関連付けることができます。1つのモデルにGNSSを2点紐づければ、モデルの回転も反映できます。この操作はタブレット端末(iPad)でも可能です。
[画像2: https://prtimes.jp/api/file.php?c_id=81365&t=animationGifImage&f=297cc8a6c10584a9c8c91d670a346906.gif ]動画:GNSS2点をドラッグ&ドロップで建機モデルに紐づけて、GNSS連動を開始する様子
GNSSサービスをノーコードでAPI連携
KOLC+で対応済みのGNSSサービスは、API接続情報だけで簡単にデジタルツインに連携でき、プロットされた点をクリックすれば、測位精度などの詳細情報を確認できます。高精度測位サービス(RTK-GNSS)の場合は、数センチメートル以内の精度で測位できます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81365/26/81365-26-dfc50f46f7e49f869e55e81ffc4baea4-1676x911.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]GNSSのプロット点をクリックすれば、測位精度や詳細情報を確認できます(航空写真:国土地理院)
AWS S3 経由での位置データ連携に対応
GNSSは衛星測位であるため、トンネルや屋内空間では利用できません。そこで、トータルステーション(TS)やSLAM(自己位置推定)などの外部システムの位置情報とも連携できるように、「AWS S3」をインタフェイスにしたAPI連携を実装しました。これにより、屋内測位でも利用可能になったほか、経度緯度ではなく平面直角座標によるミリメートル精度のモデル連動や、低コストで自由度の高いデータ連携が可能になりました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81365/26/81365-26-b2f698206f9be09edce06e433d55039c-1247x826.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]KOLC+で対応可能な位置データ連携方式(現時点)
※ AWS S3の費用は、軽量なテキストデータのみをGET/PUTするため、月額で数百円以内を想定

KOLC+「GNSSモデル連携」の主な機能
- 高精度測位サービス(RTK-GNSS)をノーコードでAPI連携
- AWS S3 APIをインタフェイスにした位置データ連携
- 経度緯度だけでなく、平面直角座標でのモデル連動に対応(AWS)
- 外部システムからラベル、カラー、任意テキストも反映可能(AWS)
- GNSSの点をドラッグ&ドロップするだけで3Dモデルに関連付け可能
- GNSS2点を関連付ければ、モデル回転も反映
- 現場のタブレット端末(iPad)でGNSS取付位置を編集可能
- GNSSの軌跡を3Dラインで表示
- 座標に「補正値」を設定可能
- 標高を取得できない場合に、BIM/CIMや点群のモデル上面にプロットできるモードを搭載

導入事例
既に多数の現場で試験導入されており、以下のプレスリリースでは、清水建設株式会社様での現場適用事例をご覧頂けます。
建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用 〜重機や作業員、ロボットの正確な動きや現在地をリアルタイムに可視化〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000081365.html(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000081365.html)

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81365/26/81365-26-ce2fcc53bf629c4594e7eb90950ddb46-1280x693.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]出典:プレスリリース「建設現場におけるリアルタイムデジタルツインの実現と活用」
今後の展開
現場ニーズに応じて、API連携できるGNSSサービスを拡充していきます。さらに、モデル連動を活用したソリューションを追加開発していく予定です。

※ モデル提供:国土交通省 四国地方整備局 波川高架橋工事
料金プラン
月額 5万円(税別)
※ 100GB/100ユーザー/統合アプリ(2現場分)の場合
※ 初期費用なし
※ GNSSサービスやAWSの費用は含まれません

導入検討やトライアルのご相談は、以下よりお問い合わせください。
https://kolcx.com/support/contact/(https://kolcx.com/support/contact/)

■ KOLC+(コルクプラス)とは
KOLC+は、BIM/CIMモデルや点群をクラウド上で統合・共有・活用できる「BIM/CIMクラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用でき、利用社数は500社以上になっています。国土交通省の「建築BIM加速化事業」での補助対象ソフトウェアにも認定されています。
サービスサイト:https://kolcx.com(https://kolcx.com)
機能一覧:https://kolcx.com/feature/(https://kolcx.com/feature/)

■ 株式会社コルクの会社概要
所在地: 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
代表者: 堤 正雄
事業内容: 建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営
会社HP: https://kolg.co.jp(https://kolg.co.jp)

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