SASとDuke Health、AIを活用する未来型デジタル医療システム構築に向けた提携を発表

現代医療をデータや分析に基づく医療ソリューションや予防措置へと転換

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.（以下 SAS）と世界有数の学術医療センターであるDuke Healthは、情報に基づくデータとアナリティクスを活用して、未来型医療を実現する、革新的かつ協力的なソリューションを共同開発するという正式な合意に至ったことを発表しました。

両社は、医療及び提供成果の改善、業務・運営、医療サービス研究に関する医療ソリューションとサービスを中心として、クラウドベースのAI（https://www.sas.com/ja_jp/insights/analytics/what-is-artificial-intelligence.html
）を活用した新製品を開発するというビジョンを共有しています。

今回の提携は、以下のようなテクノロジーの相互活用を目的としています。

SASの分析テクノロジー：SASの分析テクノロジーの中でも特にSAS®Health（https://www.sas.com/en_us/software/health.html
）は、高い信頼性と一貫性、拡張性のあるプラットフォームを通じて、最先端のAI機能の開発を促進し、効率性の改善やインサイト導出までの時間短縮が可能です。
Duke Healthの持つ機能や経験：同センターでは、高水準の臨床環境で予測モデルのテストや検証ができるほか、医療データサイエンティスト、研究者、臨床医と緊密に連携し、医療における分析ソリューションの開発、テスト、展開を行っています。

Duke Healthのバイスプレジデント兼最高デジタル責任者であるジェフリー・フェランティ（Jeffrey Ferranti, MD, MS）博士は、次のように述べています。「Duke Healthでは、患者ケアの向上を目指し、未来の医療を現時点で提供することをビジョンに据えています。大胆な発見を導き出し、進歩を促す分析ソリューションを長年にわたって開発してきたSASは、医療を発展させるという我々のミッションの実現に向けて協力してくれる理想のパートナーです」

Duke HealthとSASの提携が目指す目標は、医療の公平性の向上と医療成果の最適化に焦点を当てたイニシアチブの支援です。Duke Healthの革新的なWPC（Whole Person Care、全人的ケア）モデルは、臨床データ、薬事申請データ、ゲノムデータ、ソーシャルデータの統合という業界をリードするSASの専門テクノロジーと親和しています。

SASの医療・ライフサイエンス担当バイスプレジデントであるゲイル・スティーブンス（Gail Stephens）は、次のように述べています。「医療改革のニーズはこれまで以上に高まっています。SASは、患者が先進医療を受けられる機会を増やすとともに、最終的に社会全体の健康向上を図ることで、この改革を牽引したいと考えています。私たちは、Duke Healthとともに歩みを進め、SASのアナリティクスを活用して、誰もが健康に過ごせる世界を実現したいと強く望んでいます」

SASの医療データ分析を活用した医療機関等におけるイノベーションの促進について、詳しくは下記をご覧ください。
https://www.sas.com/ja_jp/industry/health-care.html#health-care-providers

*2023年4月11日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
本原稿はSAS本社プレスリリース（https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2023/april/dukehealth-collaboration-ai-driven-digital-healthcare-system.html
）の原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®（知る力）」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。