セブン―イレブン、自動走行ロボットで無人配送…東京・八王子の2店で実証実験
2025年5月19日(月)18時40分 読売新聞
実証実験で使う商品配送ロボット(15日、東京都八王子市で)
セブン—イレブン・ジャパンは19日、東京都八王子市南大沢の2店舗で、自動走行ロボットを使った無人配送サービスの実証実験を始めた。将来の配送員不足に備える狙いがあり、他の地域での展開も検討する。
実証は南大沢駅前、八王子南大沢の2店舗で来年2月末まで行う。対象は約3000商品で、店舗から半径最大3キロ・メートルの世帯に届ける。注文は午前9時半から午後8時まで、配送料は330円(税込み)。
店舗でロボットの内部に商品を入れ、注文者はQRコードで認証した上で受け取る。ロボットは、新興企業LOMBY(ロンビー・東京)が開発した。遠隔監視の下、最高時速6キロ・メートルで公道などを自動で走る。
現在の商品配達サービスでは、人手不足で夜間の配送ができない店舗もあるという。セブンの担当者は、「需要や実際の運用などを確認し、全国の店舗での配置に向けて検証したい」としている。