【ニュースレター】エンジニア“教員”が浜松型ロボティクス人材育成を牽引

2024年5月22日(水)15時0分 Digital PR Platform


〜キャリア30年以上のベテランロボットエンジニアが、浜松城北工業高校の教壇に立つ〜


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文部科学省「マイスター・ハイスクール事業」の指定校、浜松城北工業高校(浜松市中央区)の課題科目「ロボティクス課題研究」の様子

地元の成長産業で活躍する未来人材を育成
 「来年、創立70周年を迎える本校のルーツは、明治30年開校の静岡県浜名郡蚕業学校です。以来、浜松市の主要産業の変遷に合わせて、農業高校、農工高校、そして工業高校と、時代が求める専門性に姿を変えながら、地場産業を支える人材を育成・輩出してきた歴史があります」
 そう話すのは、静岡県立浜松城北工業高校の寺田弘隆校長です。農業から繊維産業、そして輸送機器へと地域産業の中心が移行するたびに、その現場で活躍する即戦力を育ててきた地域の伝統校です。
 同校が、文部科学省のマイスター・ハイスクール事業※の指定校として、東海4県初の採択を受けたのは2022年(令和4年度)のこと。浜松市は、成長分野の一つとしてロボット産業を重点支援領域に位置づけており、「そのためにも、今後は地域の中でロボットを作れる、使える、加えてロボットで課題解決できる人材を育てていく必要があると考えています」と寺田校長。行政や県教育委員会、そして地元企業としての当社が連携するマイスター・ハイスクールを足掛かりに、浜松型ロボティクス人材の育成にチャレンジしています。
※マイスター・ハイスクール事業=産業界と専門高校、地方公共団体が一体となり、第4次産業革命の発展、地域の持続的な成長をリードするため、絶えず進化する最先端の職業人材育成システムを構築することを目指した文部科学省の取り組み。




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産業実務家教員として当社から出向する南部先生の授業。「未来を担う人材を正しく導いていきたい」と、教員免許も取得




当社の制御エンジニアが教員として常駐
 同校独自の課題科目である1年生の「ロボティクス概論」、2年生の「ロボティクス実習」、3年生の「ロボットテーマ課題研究」の授業で産業実務家教員として教壇に立つのは、当社ロボティクス事業部の南部秀樹さんです。産業用ロボット製品の制御エンジニアとして30年以上のキャリアを持つ南部さんは、2022年からの3年間同校に常駐し、他の教員の皆さんと同じように、授業はもちろん各種学校行事などにも参加しています。
 「正直なところ、自分の異動先が高校と聞いた時には驚きましたが、非常にやりがいのある仕事だと感じています。生徒たちの純粋な眼差しや真剣な姿勢を見ていると、私たち大人が正しく導いていかなければならないと、その責任を強く感じます」(南部さん)
 授業では、当社が寄贈した産業用ロボットを用いて、さまざまな課題解決を想定したアプリケーションの設計・製作なども行われています。「たとえば、スカラロボットを使って、花壇の水やりを考案したグループがあります。私たち専門家では出てこない、みずみずしい発想ですね」と南部さん。また、当社ランドカーを用いて、野球部のグラウンドの自動整備に挑戦するというユニークな取り組みも始まっています。
 「ロボティクスは“統合の産物”と表現されることがあります」と寺田校長。「機械科、電子機械科、電気科、電子科という4つの学科をもつ本校は、この領域での発展が期待できると感じています。マイスター・ハイスクール事業が終了する来年度以降も、ロボティクス人材の育成にますます力を入れていきたい。そう考えています」と話してくださいました。




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寺田校長(中央)と、マイスター・ハイスクール推進室長の岡田弘教諭(左)、教材のスカラロボットを挟んで教員3年目の南部さん(右)


■「マイスター・ハイスクール事業」への参画について(リリース)
https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2022/0620/corporate

■広報担当者より
スマートファクトリー化に向けて転換期を迎えている製造業界。同校でマイスター・ハイスクールの推進役を担う岡田教諭は、「将来、製造現場に人の仕事がなくなるのでないかという不安を持つ方がいる。しかしそうではなく、人とロボットが協働するのがスマートファクトリー。だからこそ、ロボットを作れる、ロボットを使える、ロボットで課題解決ができる人材の育成が重要」と、マイスター・ハイスクールの意義を教えてくれました。


本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
本社:0538-32-1145 / 東京:03-5220-7211

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