アフリカで森林再生と気候変動問題に挑むスタートアップ 3Tの転換社債を引き受け

2024年6月19日(水)16時46分 PR TIMES

顔の見えるCO2クレジットの創出、およびアフリカ事業の拠点へ

世界の消費を変え、社会をアップデートする会社、株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)は、カーボンクレジットを主軸にアフリカで100万haの植林を行い、森林を再生するプロジェクトを行うThree Trees Pte. Ltd.(以下、3T)(所在地:Hong Lim Complex. Singapore、CEO:清水イアン)の転換社債を引き受けることを決定しました。今後は、両社が強みを持つ気候変動分野に加え、不確実性が高まる現代において企業と社会のサステナビリティを強化していく様々な取り組みを行ってまいります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/50516/185/resize/d50516-185-1ecf13e4b1c805d49d99-0.png ]

■3Tの背景とアフリカでの取り組み
3Tは、アフリカで植林やアグロフォレストリーを含む手法により広大なランドスケープの再生を行い、温室効果ガス吸収量をクレジット化し販売するスタートアップです。アフリカでは、偏った開発や、焼畑などの持続可能ではない農法により、土地は大規模に渡り荒廃し、森林面積は減少し、生物多様性が損なわれてきました。これにより土壌などの地域の環境資源は劣化し、気候変動の悪化と相まって、一次産業従事者が多い地域コミュニティでは、作物の収量の低下や収入減など大きな影響を受けています。

一方、アフリカには高炭素貯蔵(HCS)林と呼ばれる森林がすでに多くあり、さらに新たに植林するための広大な土地もあるため、植林による炭素吸収のポテンシャルが高くカーボンクレジットの組成に世界から注目されています。アフリカで植林やアグロフォレストリープロジェクトを実施をすることには、炭素を吸収・貯蓄できる面積を増やすという気候変動問題へ直接的に関与するメリットだけでなく、森林再生による生物多様性の保全や雇用創出などによる生活の質の保障、さらにはカーボンクレジットによる経済的なメリットを生み出すことにつながります。

3TのCEOである清水イアン氏は、学生時代から本格的に環境活動に取り組み、2019年には森の保護と再生に取り組む NPO weMORI JAPANを創設されました。また、上場企業に対してカーボンや環境問題に関わるコンサルティングを実施するなど多方面での実績を経て、2022年に3Tとしてシンガポールに法人を設立されました。3Tは、気候変動についての国際的な知見を有する専門家とのグローバルなネットワークや、アフリカで築き上げた現地コミュニティや政府とのネットワークが強みとなっています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/50516/185/resize/d50516-185-ba58ce6df9b01b6f8739-2.jpg ]

■UPDATERの背景とアフリカでの取り組み
UPDATERは、「顔の見える電力」として再生可能エネルギー事業「みんな電力」を展開しており、日本国内に約1万5千人世帯の個人のお客さま、約1000社・約6000拠点の法人のお客さまに再生可能エネルギー100%* の電気を供給しております。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界で初めて電力トレーサビリティを商用化するなど、電気を通じた新しい価値提供に取り組んでおります。

また、2023年度にはアフリカ・タンザニア連合共和国において、リサイクルソーラーパネルを活用した太陽光発電事業「Pole Solar(ポレソーラー)」の実証実験を開始しました。本事業では農村部において、電化による経済活性化、雇用創出、人々の購買力増加というサイクルを創出し、地域の持続可能な発展を目指しています。

■今後の取り組み
気候変動問題に対して国際的な取り組みを実施していくために、「3Tの気候変動におけるグローバルネットワーク」と「UPDATERの独自のブロックチェーン技術などのテクノロジー」を掛け合わせ、「顔の見えるCO2排出クレジット」を創出、販売をいたします。「顔の見えるCO2排出クレジット」は、植林による雇用創出で現地の方の生活が変化していくストーリーや、植林本数や環境が変化していく様子など、社会的インパクト、関係資本や人的資本を「見える化」したクレジットです。また、現地の雇用創出による貧困の解消や、アフリカでの植林ノウハウを日本の森林に応用することも検討しております。

また、UPDATERのアフリカにおけるポレソーラー事業の拡大や、ウェルビーイング事業の労働環境モニタリング、TADORi事業の顔の見える商品開発等、SXソリューションのグローバル展開を加速してまいります。これらの展開により、社会のブラックボックス化を解消することで社会問題を解決し、「顔の見えるライフスタイル」へとアップデートした社会を実現します。

* 再生可能エネルギー由来の電気に、再生可能エネルギー指定の非化石証書の環境価値を組み合わせることで、再生可能エネルギー100%の電気を供給いたします(CO2排出量もゼロとなります)。

■両社コメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/50516/185/resize/d50516-185-31397b7c7579147b7223-1.jpg ]

Three Trees Pte. Ltd. CEO 清水イアン氏(右)
再生可能エネルギーの普及と自然環境の再生は、持続可能な社会を実現するための2つの中心的な柱です。UPDATER様のサポートを受けて、アフリカ全域でランドスケープを再生し、「環境再生型の経済」を実装する取り組みを加速できることを心より嬉しく思います。3Tが活動する地域は電力へのアクセスが無いか制限されていることが多いため、将来的にはUPDATER様との電化プロジェクトも実現していきたいと思っております。

株式会社UPDATER 代表取締役 大石英司(左)
気候変動対策は人類全体の課題であり、日本も森林大国のアフリカと無関係ではありません。世界最大級のCO2吸収ポテンシャルを持つアフリカで、現地の方々と共創しながら森林再生事業を手がける3Tとの提携を心から嬉しく思っております。代表の清水イアンさんがサスティナブルな未来を創る活動に長年携わってきたことは承知しており、そのイアンさんと世界中から集まった専門的な知識を有するチームメンバーと世界を舞台に共に歩めるなんて、今からワクワクでいっぱいです。早くアフリカの現地にも行って、みなさんとも「顔の見える関係」でお会いしたい!

■3Tの概要
社名: Three Trees Pte. Ltd.
所在地: 531A Upper Cross Street. #04-95 Hong Lim Complex. Singapore 051531
CEO: 清水イアン
設立: 2022年8月
コーポレートサイト: https://3t.eco/

■株式会社UPDATERについて 
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、法人・個人向けに SXサービスを提供する。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界で初めて電力トレーサビリティを商用化した再エネ事業「みんな電力」は、国内トップクラスのプラットフォームとなっている。「顔の見えるライフスタイル」の実現のため、ウェルビーイング事業「みんなエアー」、エシカル調達事業「TADORi」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、2021年度 NIKKEI 脱炭素アワードにおいてプロジェクト部門大賞など受賞歴多数。

株式会社UPDATER会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設立: 2011年5月25日
資本金: 14億797万8千円(資本準備金:21億4217万8千円) ※2024年3月31日現在
事業内容: 脱炭素事業「みんな電力」ほかウェルビーイング、生物多様性等のSXサービスを展開
コーポレートサイト: https://www.updater.co.jp/

■本件のお問い合わせ先 
<報道関係>
株式会社UPDATER 共創・コミュニケーション部 菊川
TEL:03-6805-2228(受付時間 平日 11:00〜15:00)
E-mail:pr@minden.co.jp

PR TIMES

「アフリカ」をもっと詳しく

「アフリカ」のニュース

「アフリカ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ