【NPO法人親育ネットワーク】子どもに関する社会問題の解決を目指し、クラウドファンディング「親の育ちの重要性を世の中に発信するため『親育白書2024』を作りたい」を実施し、目標額を達成しました。

2023年12月5日(火)10時46分 PR TIMES

〜「親育白書2024」掲載する「親に届けたい声を聴く」アンケート調査を回答数1000件目標に12月15日(金)まで実施中。「回答する側にメリットのあるアンケートは初めてです」という嬉しい言葉も〜

「親の育ち」の重要性を世の中に発信するために活動を行っているNPO法人親育ネットワーク(事務所:愛知県日進市蟹甲町中島277-1(にぎわい交流館内)、代表理事:黒田忠晃)は、2024年4月に発行予定の「親育白書2024」を作成するにあたり、クラウドファンディングを9月18日(月)から11月6日(月)まで実施。目標額を上回るご支援をいただくことができました。この白書に、「親に届けたい声」を集めて、その結果を掲載することを通じて、これからの時代に求められる子育ての在り方とは何かを発信したいと考えております。回答数1000件目標に「親に届けたい声を聴く」アンケート調査を12月15日(金)まで行っております。この調査にご回答頂いた方から「回答する側にメリットのあるアンケートは初めてです」「回答しながら涙が出ました」といった嬉しい言葉を多数頂きました。今回のアンケートは、自身の人生を振り返ったり、新たな気づきが生まれる今までにないものとなっています。「親育白書2024」の内容をよりよいものにするために、アンケート回答のご協力をお願いいたします。

保護者や子どもに関わる大人を対象に、新しい時代の価値観や子育てに関する知識や情報を発信する「親育」を行う個人や団体を繋ぐために、2015年にNPO法人親育ネットワークを設立しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-72dcf9a65508ccbb4dbf-0.jpg ]

https://www.oyaiku-net.org/

生きる目的を見いだせず、幸福感を感じられない人、学校の成績=その人の価値としている狭い視点を持っている人が多い日本社会。親世代は、時代の流れをとらえられず、旧態依然の価値観に縛られ、それを子どもに押しつけている。そして、その子は、親の鏡のごとく、成績、友人関係などにがんじがらめになり、ストレスを感じ、自分に自信がないといった現状があります。

文部科学省が2023年10月3日に公表した「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、2022年度の小中学校における不登校者数が過去最多の29万9,048人、小中高校などで認知したいじめ件数も過去最多の68万1,948件、また、小中高校から報告のあった自殺した児童生徒数は411人(前年度368人)と調査開始以来過去最多となっています。また、日本財団の「18歳意識調査」の第46回「国や社会に対する意識(6カ国調査)」によると、「日々の生活で不安やゆううつを感じる」と回答した割合が65.3%と調査国中最多となっているなど、子どもに関する社会問題が顕著となっています。

その原因の一つは、親自身が旧来の価値観(いい学校、いい会社に入れば一生安泰)の中でしか生きておらず、その価値観を変えることに不安を感じ、たこつぼにはまっているからだと私たちは考えています。親自身がストレス社会に身を置き、輝いて生きていないため、子どもに在り方で示せていません。

[画像2: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-13085894510bf2cfb8a2-0.jpg ]


これらの現状を打破し、これからの時代は親と子がともに認め合い、幸福感を感じながら、笑顔で生活している社会が求められるのではないかと思います。 親世代は、昔ながらの価値観(いい学校・いい会社に就職)を変え、自らも輝くと共に、子どもを純粋な愛で、認め、寄り添う。 子どもたちは、自分を認め、自分に自信を持ち、心から頼れる仲間に囲まれ、日々ワクワク感を持って生活をする・・・ このような社会を目指しませんか?そして、そういった社会が実現することにより、将来の日本を支える素晴らしい人材が育っていくのではないでしょうか。
[画像3: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-7c592371cd722f212e1d-0.jpg ]

そこで、 同じような考え方を持つ者同士が集まり、その考えをより多くの方々に発信するために活動をしています。

活動を通じて、親の心の課題が解決していないことが原因で、子どもに対しても、同じ心の課題を与えてしまっている場面をたくさん見てきました。

「子どもの頃に認められてこなかった」
「自分が勉強ができなかったから、子どもはできるようにさせないといけない」
「思うような人生を歩んでくることができなかったので、子どもに代わりに実現してほしい」
「私の価値観に子どもを従わせる」

「子どものため」と見せかけて、実は「私のため」であることがとても多いのが現状です。親に振り回されて、親の顔色を伺いすぎて、子ども自身の想いを押し殺し、自分の人生を歩むことができず、子どもの心に傷がつき、自信を失っている。ひどくなると体に反応が出ている事例も多々見てきました。「教育虐待」という言葉も最近よく耳にするようになりました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-8e96b9fdd0cf275dbe19-0.jpg ]

今、子どもにも権利があることを大人が知り、その権利が守られるように大人や地域住民や行政が働きかけることが強く求められています。国も、2023年4月1日に「こどもがまんなかの社会」を掲げ、こども家庭庁を発足させました。

常に「親育」の必要性を感じながら、親育ネットワークの活動を進める内に、

「まずは親が変わらないとね」
「親育って大事だよね」

というお声をたくさん頂くようになりました。感覚的に「親育」の意義や必要性を感じてくださっている方が多いのですが、数値として見える形、すなわち、定量化されていないのが現実です。

内部で「親育研究会」を立ち上げ、正会員の有志で議論を重ねました。
そして、400名ほどの方にアンケート調査を行い、2021年に「親育白書」を作成いたしました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-a9142432768663bc8b41-0.png ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-f398b5421211a7343030-0.png ]

前回の白書を作成する中で、「子どもの声を反映させてほしい」という意見が寄せられました。活動の中でも、子どもは大人が思っているよりもしっかりとした自分の意見を持っており、その声を広く集めて発信することの必要性を感じています。

そこで、「親育研究会」を昨年末再始動し、新しい正会員の有志も交えて、議論を重ねて参りました。そして、アンケート項目を作成するにあたり、子ども・若者の声を聴こうという話になり、今年の4月に愛知県日進市、7月に東京都小平市、北海道小樽市で「親(大人)に届けたい声を聴く」ワークショップを、各地域の教育委員会の後援を頂き、開催しました。

その中で、

「大人の言うことは正しいのですか?」
「子どもだと思ってバカにしてる?」
「大人だって悪いと思ったらごめんなさい!だよね」

など、ドキッとするような本音をいただき、
今を生きる大人へ是非考えていただきたい問いかけをたくさんいただきました。

また、千葉県野田市では、福祉、教育関係者等にご参加いただき、大人対象にワークをさせていただきました。ここでは、ご自身の子どもの頃を振り返る中で、今まで声に出せなかった想いを出すことで、涙される方がいらっしゃいました。

ここまでのワークショップを踏まえて、今回のアンケート項目が決まり、子どもから大人まで回答頂けるものになりました。

そこで、9月1日(金)から12月15日(金)まで「親(大人)に届けたい声を聴く」を実施しております。アンケートは1000件以上集めたいと思っておりますので、アンケートにご協力いただける方は下記サイトからご回答いただけますと幸いです。(個人情報は登録なしでご回答頂けます。10分ぐらいで回答頂けます)
[画像7: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-c5c1cf70c032df408148-0.jpg ]

▼子ども向けアンケートページ
https://www.oyaiku-net.org/questionnaire2024k.html
▼大人向けアンケートページ
https://www.oyaiku-net.org/questionnaire2024o.html

先日地元ケーブルテレビCCNet様に取材をいただき、放送されたものがwebに
アップされましたので、ご覧ください。
https://stream.cnci.jp/DBCTube/home/VidDetail?owner=user&id=10041552&channelname=ccnet

アンケートというと、
好きなものを選んだり、
興味関心のあるものを選んだり、
評価したり、
といったもので、特に回答する側に実益がなく、お願いしている側のためのものになっています。

しかし、私たちのアンケートは、前回のもそうですが、回答していただくことで、ご自身のことを振り返ることに繋がり、時に涙することもあると複数の方から伺いました。

親育=親の育ち

なのですが、このアンケート自体が「親育」になっていることを、私たちもご回答いただいた皆さまからのご感想を伺って気がつきました。

「回答した側にもメリットがある、今までで1番のアンケートです」
「素敵なアンケートなので、皆さんにも知っていただきたいです」

とおっしゃっていただいたのも嬉しいことでした。

アンケートと言っておりますが、アンケートではないのかもしれません。頂いた皆さまの声を、世の中に発信することが、よりよい子育てにつながり、その結果、時代を担っていく人育てにも繋がっていくことを信じて私たちはこのPJを行っています。

そして、この調査結果を発信するために「親育白書2024」を作成したく、「親の育ちの重要性を発信するために「親育白書2024」を作りたい」というテーマで、クラウドファンディングを9月18日(月)から11月6日(月)まで行いましたが、想いに共感頂いた皆さまから、目標額を上回るご支援を賜りました。
▼「親の育ち」の重要性を世の中に発信するために「親育白書2024」を作りたい
https://readyfor.jp/projects/oyaiku-hakusho2024
[画像8: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-de10d1df3d43e308043b-0.jpg ]

親育のメンバーだけではなく、共感いただいた皆さまがクラウドファンディングのことやアンケート調査のことを共有してくださり、少しずつ輪が拡がっているのも感じています。本当にありがとうございます。

今まで親の在り方に重きを置いた調査はあまりありませんでした。前回の白書でも今子育てに携わる人に求められているものが少しずつ明らかになりましたが、今回は子どもの声を反映させることで、親の視点と子どもの視点から子育てのヒントを見つけ、子育てに悩む人の困りごとを解決する新しいアイデアに繋げる白書にしたいと思っています。そのためにも回答頂ける方が増えることが内容をより深いものにすることへとなります。

親育白書をきっかけに子育てに不安を抱える人、悩んでいる人を一人でも多く救うシステムが作られ、親育の重要性が社会に認知されることを目指します。

▼親育アンケートの回答にご協力お願いいたします
NPO法人親育ネットワークでは、今年度新しいチャレンジをしておりますが、9月1日(金)から、子どもの声を世の中にもっと伝えるため、あるいは、大人にとっては子どもの頃を振り返り、自身の子育てに役立つエッセンスを見える形に(定量化)するため、「親(大人)に届けたい声を聴く」アンケートを下記サイトにて実施しています。
・子ども向けアンケートページ
https://www.oyaiku-net.org/questionnaire2024k.html
・大人向けアンケートページ
https://www.oyaiku-net.org/questionnaire2024o.html

▼NPO法人親育ネットワーク ホームページ
https://www.oyaiku-net.org/

[画像9: https://prtimes.jp/i/129128/2/resize/d129128-2-8f6854735dd636d04103-0.jpg ]

▼NPO法人親育ネットワーク代表理事 黒田 忠晃
「人生の目的を持った人たちが、主体的に行動し、自分らしく、楽しく幸せを感じて、自分の路を歩んでいる。」そんな社会を目指すために、2009年から「今できることは何だろう」という問いを常に投げかけながら、共育活動を愛知県日進市を中心に進めて参りました。新型コロナウィルスがきっかけで、従来の価値観(いい学校、いい会社に行けば一生安泰)が通用しないことが明確になった今、私たちには、時代の流れを見据えて、柔軟に変化できる力、自分で考えて切り拓く力が求められています。

豊かになりすぎた、便利になりすぎた今の社会。何でもかんでも依存して、そこに行けばなんとかなる、お金を出せばなんとかなる。そうやって、そのときの楽をとって、自分で考える機会を逸しているように思います。これではもう持続不可能になってしまいます。

足るを知り、目先の利益や旧態依然の価値を追い求めるのではなく、社会課題と時代を見据えた幅広い視点を持ち、自分軸と未来の社会に生きる力を備えた、主体的で心豊かな人たちを育みたい。そのために、まずは大人が変わり、輝いて生きる。その姿を在り方で伝えることで、子どもも輝き、未来も輝く。

これからも次世代を健全に育成していくために、将来に生きる力をもった人を育成するために、想いを共にし、共に育ち合いながら、共に場を創って参ります。

PR TIMES

「社会問題」をもっと詳しく

タグ

「社会問題」のニュース

「社会問題」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ