熊本市における職員エンゲージメントサーベイ結果の市長報告を実施

2023年12月8日(金)11時16分 PR TIMES

行政組織における人的資本経営の実現に向けた課題と施策を提案

グラビス・アーキテクツ株式会社(本社:東京都港区、札幌市中央区、代表:古見彰里、以下グラビス・アーキテクツ)は、熊本市において2023年7〜8月に実施した職員エンゲージメント(満足度)調査の結果を、大西市長・副市長・局長に対して、2023年11月10日に報告をいたしました。本調査は、2023年6月に締結した連携協定に基づいた取り組みです。

■連携協定の目的
熊本市においては、より質の高い行政サービスの提供を可能にし、上質な生活都市の実現を目指されており、そのためにも、職員一人ひとりが、仕事へのやりがいを感じながら業務を遂行できるエンゲージメント(職員と組織が一体となり、双方の成長に貢献し合う関係)の高い組織体制を整備することにより、それぞれの職員が持てる力を最大限発揮することに取り組まれています。本協定はその一助となるために、職員のエンゲージメントの状態を測定し、強みと改善余地を把握。エンゲージメントの強化に有効な施策を検討・実施いたします。2023年から3年間を協定期間として施策の実行検証を繰り返しながら改善を図るとともに、協定終了後も熊本市が継続的に取り組めることを目指しています。

■2023年度調査結果の概要、および、グラビス・アーキテクツからの提言
・現状満足度(熊本市に就業してよかった)は3.56(5段階評価、以下同じ)、継続就業意向(今後も働き続けたい)は3.83であり、職員のエンゲージメントは良好といえる。
・強み(現状満足度・継続就業意向への影響が強く、職員の満足度が高い項目)は、「上司」「同僚」であり、逆に改善余地(現状満足度・継続就業意向への影響が強く、職員の満足度が低い項目)は、「人事制度」「職場環境」「キャリア・職務」であった。
・若手〜中堅世代においては、「成長機会」「キャリア適応感」がエンゲージメントに影響するキーワードであり、満足度についての個人差が大きい状態であった。
・成長実感できる機会づくり、人事制度・評価の納得感の向上、キャリアの選択肢と希望の勘案、安心して働ける環境づくり、が重点取組テーマとなる。
・また、テクノロジー(AI・ロボット)の浸透により、職員が行う職務の再設計が必要となっており、その中で、職員像の再定義と人材ポートフォリオの見直しを中期的に取り組むことが求められており、そのための体制整備をトップ主導で実施することが重要である。

■熊本市長 大西 一史様 コメント
今回の調査結果については、本市の強みと改善すべき点を可視化することができました。職員満足度を向上させ、より良い組織になることが、優秀な人材の確保にもつながり、ひいては、市民の皆様への上質なサービスの提供につながるものと確信しています。
そのため、今後も調査と評価を継続しながら、本市の強みについては更に高めつつ、今回浮かび上がった課題については改善に向けて、効果的な取組を着実に進めてまいります。

■グラビス・アーキテクツ株式会社 代表取締役 古見彰里 コメント
「今後、ますます公共サービスの需給バランスが崩れることが懸念される中、行政はテクノロジーの活用による業務の見直しに迫られており、職員の方々が担うべき業務も変わってきます。変革を進めるためには、エンゲージメントの強さは必要条件と言えます。エンゲージメント状況を見える化することは、組織を束ねる立場にとっては非常につらいことでもあるのですが、それに積極的に取り組まれている熊本市様の姿勢は素晴らしく、この調査を端緒に次の時代の行政の組織づくりを一緒に推進していけるように、引き続き、取り組んで参ります。」

■グラビス・アーキテクツ株式会社について
公共領域での政策提言や行政組織でのIT利活用による生産性向上支援を通じて、さまざまな社会問題を解決する会社です。2010年に札幌市にて設立(現在は、東京・札幌の両本社制)、東京のみならず、各地域においてもコンサルティング業務を展開し、地方から地方主導で日本の活性化を推進していくことを重要視して事業展開しております。

会社名:グラビス・アーキテクツ株式会社
設立:2010年12月7日
代表:代表取締役 古見彰里
所在地:東京都港区赤坂2丁目20番5号デニス赤坂4階
グラビス・アーキテクツHP:https://glavisarchitects.com
グラビスグループブランディングサイト:https://glavis-hd.com

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