サントリーHD社長に10年ぶり創業家、鳥井信宏副社長が昇格…会長は佐治氏と新浪氏の2人体制

2024年12月12日(木)9時53分 読売新聞

鳥井信宏氏

 サントリーホールディングス(HD)は新浪剛史社長(65)が代表権のある会長に就き、後任に創業家出身の鳥井信宏副社長(58)が昇格する人事を固めた。来年3月に開く定時株主総会を経て就任する。社長交代は2014年以来、約10年ぶりで、創業家が再び経営のかじ取りを担うことになる。

 佐治信忠会長(79)は留任し、取締役会議長を兼務する。12日午後にも記者会見し正式発表する見通し。

 鳥井氏は創業者の鳥井信治郎氏のひ孫で、3代目社長の鳥井信一郎氏の長男。サントリー食品インターナショナル社長などを歴任し、16年からサントリーHD代表取締役副社長を務めている。

 サントリーHDは創業から4代続けて創業家が経営を担ったが、14年に当時ローソン会長だった新浪氏を社長に招き、海外展開を加速。23年12月期の売上収益は3兆2851億円となっている。

鳥井信宏氏(とりい・のぶひろ)=91年米ブランダイス大院修了、日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行。97年サントリー入社、16年からサントリーHD代表取締役副社長。大阪府出身。

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