「世界中の人が一緒に楽しめるものを生み出したい」ー バルスが描くエンタメの未来

2023年12月13日(水)14時0分 PR TIMES STORY

2017年に創業したバルス株式会社(東京都中央区、代表:林範和)は、「Update Entertainment:高度な知識がなくても、誰もが気軽に作り、ファンと一緒に楽しめる環境を作る」をミッションに掲げ、統合型プラットフォーム「SPWN」を運営しています。

今回は初となるバルス株式会社のCEO、林範和にインタビューを行いました。

金融業界から一転、バルスのビジョンである「世界中のどこに住んでいても、性別、人種、年齢、外見に左右されることなく、自分の才能で生きていける社会を作る」ため、6年前にバルス株式会社を創業。

VTuber業界に次々と革新的な変化を探求し続けるバルスの最新事業内容から、今のバルスに必要な人材まで、最高責任者自らが語る充実の内容となっています。


“好きで仕事している人”が新しいものを生み出す。自分の仕事はその後押しをすること。

——林さんの経歴と起業までの経緯を教えてください。

福井工業高等専門学校を卒業した後、東放学園という音響関係の専門学校に通いました。音響技術科に入ったんですが中退し、浪人生活を経て早稲田大学に入学しました。

元々エンタメ業界への興味はあったので、大学入学当初は音響などの技術職とは違う関わり方がしたいと思っていたんです。しかしながら、大学在学中にエンタメ業界で働くという現実味が持てなくなってしまい、卒業後は金融関係の会社に就職しました。

2回の転職を経た中で、中国のモバイルゲーム開発・運営会社での経験が大きなキッカケとなり、今の会社を立ち上げました。

紆余曲折ありましたが、前職でエンタメはやっぱり面白いと感じたのと、当時はまだ知名度の低かった“バーチャルライブ”に可能性を感じて起業に至りました。


——「バルス」創設にはどんな思いを込められたのですか?

単純に事業として将来性を感じたというのが第一ですが、日本のアニメやゲーム、アニソンなどが海外で爆発的な人気を博していることからも、XRを使った体験型の新しいエンタテインメントを発信できないかと考えました。世界中の人が一緒に楽しめる場所を生み出す可能性に面白みを感じたんです。

社名の「バルス」は、スペインの酒場「バル」を由来に、様々な人が集まるということでそれを複数形にしました。

大学時代、第二外国語でスペイン語を専攻していたのですが、大学時代に3ヶ月近くスペインに滞在したことがありまして。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路という世界遺産を1ヶ月近くかけて歩きました。村から村へと歩いていくと、何もないところだったのに急にお城が出てきたりして、『ドラゴンクエスト』みたいな世界でした(笑)。

スペインのバルでは、いつも大勢の人が集まっているんですよね。そういった思いから「バルス」と名付けました。



——現在の事業内容を教えてください。

主にSPWN Portal事業XRライブ事業の2軸があり、ライブ制作に関しては主催・受託どちらも担っているので、業務の幅が広いというのが現状です。配信だけでなく、現地でのライブ開催なども積極的に行っています。

「Update Entertainment」をミッションとし、活動を始めた新人VTuberでも手軽にライブ開催ができるSPWN ARENAというシステムの提供も行っています。


また、VTuber市場が大きくなってきた今だからこそ、原点に立ち返ったイベントを企画しています。元々、アバターを背負うことでピュアな才能にフォーカスできる、そういう個人クリエイターたちを応援したいという気持ちで起業したのですが、有名になったVTuberはひたすら有名になっていくけど、そうじゃない人にはスポットライトが当たりづらいというのもまた現実で。

そこで、VTuberというカルチャーを応援したくて、バルスが主催として『バチャカル』というイベントを企画しました。


——ライブといえば、先日アメリカ合衆国のミシガン州デトロイトで開催された初のVTuber海外ライブも大盛況でしたね。

これまで、バルスでは『TUBEOUT!』という現地ライブイベント事業を行ってきたのですが、ついに海外進出となりました。これまで、日本のVTuberは海外にファンがついていても、タレント自身が個人で海外に出ていくのって結構難しかったんですよ。それだったら、初めから海外の現地でライブを開催してしまおうということで、このような形で実現することができました。

先日、NTTコノキューさんと業務提携を行い、継続的に海外で『TUBEOUT!』を共同開催していきます。今回はデトロイトでしたが、今後はヨーロッパやアジアなど年に数回、海外のVTuberにも参加していただき、現地開催を目指しています。単発ではなく、グローバルフェスイベントとして継続的に続けていきたいです。

——会社設立から6年、会社経営において大切にしていることと、今後の展望は?

バルスはベンチャーなので、新しいことに挑戦し続けることは大事だなって思っています。

会社を立ち上げた6年前は、VTuberのライブやイベントをやる会社があまりなかったこともあり、主催や共催イベントが多かったんです。元々自社イベントを積極的にやっていこうという気持ちはあったのですが、嬉しいことに外部からの制作依頼が多くいつの間にかその比率が受託メインになっていました。もちろん、他社のイベントを請け負うことで、クリエイティブ面が鍛えられたり新しい技術に挑戦できたりと、プラスになることも多いです。

ただ、研究開発という意味では自分たちが試したいものをとことんやっていきたいという気持ちもあり、直近では自社の主催イベントや企画開発を強化しています。

また、今年3月にファンマネジメントが可能な「SPWN CREW」をリリースしました。企業だけでなく個人のアーティストの方にも使っていただけるよう、随時「SPWN」に新たな機能を追加しています。


——その他、新規事業計画があればぜひ教えてください。

さらに新しい事業として、画像生成AIを使ったコンテンツ制作やGPT等の大規模言語モデルを使ったデータ分析サービスを実施予定です。バルスではチケットやグッズの購買などをOne IDに紐付けることで、かねてよりユーザーのデータ分析明瞭化を図っていました。ただ、そのユーザー情報が手に入ったところで、個人クリエイターがそのデータを分析するのは難しいですよね。そこでチャットGPTにその作業を任せ、データから読み取れることや問題点などを簡単な文章にまとめてくれる、そんな“AIマネージャー”の開発に着手しています。

——バルスでは今、どんな人材を求めていますか?

正直に言ってしまえば、必ずしもVTuberに興味がある必要はないです。

エンタメやテクノロジーが好きな人の方が仕事は楽しいかもしれませんが、映像クリエイターなどポジションによってはテクノロジー関係ないというのも正直なところで。月並みな表現になってしまいますが、“自分事”として考えられるか、責任感を持って仕事に取り組めるか、何より仕事を好きだと思えるか、といったところでしょうか。締切やクオリティなどさまざまなことに重きを置いてもらうのは当然として、最終的にはこの仕事に関わっていたいと思えるかどうかが大事なのかなと思います。


——ただ、仕事に対する熱意に加え、やはり結果が伴わないといけないのでは?

前提として、私はエンジニアでもクリエイターでもないので、現場の声を拾って後押しすることしかできないんです。最後はやる人の熱意が全てだと思うので、それが結果、好きってことに繋がるし、そこがないと成立しないのかなと。

ただ、何をもって成功とするか、どういう狙いでやるのかなどの説明責任は厳格に求めますが、結果に関しては失敗したとしても仕方がないと思っています。例えばチケットが売れてないのであれば、「終了までに頑張って売る努力をしよう」といったことは言いますが、結果売れなかったのであれば、それを責めるのではなくその失敗を次に挽回できるようにまたスタートすればいいと思っています。

——林さん、ありがとうございました。

■バルス株式会社について

「Update Entertainment:高度な知識がなくても、誰もが気軽に作り、ファンと一緒に楽しめる環境を作る」というミッションのもと、アーティストとファンが世界中どこにいても一緒に楽しめる場所を創るという想いから始まりました。

チケット・配信・物販などエンタテインメントに関わるあらゆるビジネスを実現する統合型プラットフォーム「SPWN Portal事業」と、VTuberをはじめとするあらゆるアーティストのXRライブ・イベントの企画から制作までを一気通貫で支援する「XRライブ事業」の2つの事業を展開することで、エンタメ業界のインフラとして必要な機能(企画・制作・運営支援・収益化)を網羅的に提供しています。

■会社概要

バルス株式会社

設立:2017年

代表取締役:林範和

事業内容:ライブプラットフォーム「SPWN」の運営、XRコンテンツの企画・制作及び運営

バルスHP:https://balus.co

過去ニュース:https://balus.co/news

WORKS:https://worksbalus.myportfolio.com


行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ

PR TIMES STORY

「バルス」をもっと詳しく

「バルス」のニュース

「バルス」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ