OEM生産から見えてきたアップサイクル。~生産ロスや不良品を活用したい、その思いからアップサイクルプロジェクトをスタート~

2023年12月18日(月)10時0分 PR TIMES STORY

#アップサイクル #プロジェクト秘話 #ファッション #メイドインジャパン

株式会社ティアンドキュウは、創業34年目に入る『日本生産』を主体としたOEMを受注する会社です。79年の歴史を誇る縫製工場を親会社に持ち高度な技術と確かな品質をもって、レディース・メンズの総合アパレルを提供しています。近年、ファッション産業の持続可能性に対する関心が高まっていることに着目し、このたびアップサイクル事業をスタートさせました。今回は、弊社の創業の経緯からアップサイクル事業への想いなどについてお伝えいたします。

ファッション業界喫緊の課題“過剰在庫問題”の解決策「アップサイクルファッション」

商品を生産する工程の中で製品に使用できないロスが出てしまうことや製品で販売できなかった場合、在庫が発生します。以前はためらいもなく破棄の選択をしていましたが、現在の地球環境を考慮すると、できる限り環境に配慮した対応が必要になってきています。中小企業の我々にできることは、お客様の過剰在庫・不良品を再利用したアップサイクルで新しい価値を創造し、

本来捨てられるはずの廃棄物や不用品を再利用して新しい価値を創造することで不要な廃棄物をすこしでも減少させたいと思っています。また、地球資源の節約に貢献し、環境に配慮したファッションアイテムの製造・販売を通じて、サステナビリティの向上にも繋がると期待しています。

ファッション産業が抱える環境問題解決を目指す。株式会社ティアンドキュウの創業秘話

私たちはファッション産業が抱える環境への課題に直面し、それに対する解決策としてアップサイクルを採用することを決意しました。ファッション産業における生産ロスと不良品は、環境に負担をかけるだけでなく、企業にとっても経済的損失となっています。OEM生産を受注している中で残生地、残糸、資材ロス、過剰製品在庫、不良品などを破棄するのではなく、何かしなければならないという発想が起点となりました。

裁量で新しい価値を。アップサイクルプロジェクト着手までの経緯。

環境への考慮、廃棄物の削減に何ができるか?の思いからこのプロジェクトをスタートしました。ファッション産業における不良品や生産ロスはコストとリソースの浪費につながり、環境にも負担をかけています。この認識から、アップサイクルの可能性を探るためのプロジェクトが検討されました。実際に残っている原料(残生地、残糸、残資材)で開発を始めましたが、1着の製品にするには原料が不足するなど不安定要素が多く、最終的に生産ロスや不良品を有効に活用した持続可能なアップサイクルにすることに決定しました。

このプロジェクトをスタートするにあたり、新しい製品を世の中に送り出すことがアパレルとしての使命であると考えています。しかし、アパレル業界では次シーズンの流行を予測して原料を確保していくため、事前に手配が必要になります。流行や売れ筋製品の変化が速い現代においては、予測の精度によっては先に手配した原料が在庫になることがあります。その際、ロスとして手配した資材も同様に在庫になることもありますし、製品として出来上がったものが売れ筋製品でない場合にも在庫になってしまいます。そのようなアパレル業界の常識の中、予測が外れ出来上がったもので過剰在庫になっている製品や不良品にスポットをあて、再利用することで新しい価値を生み出し持続可能な未来に向けた取り組みを進めます。

過剰在庫の削減への取り組みを加速させる。

現在お客様も出来る限りロスや過剰品を残さない生産方法を取り入れていますが、それでも過剰品、不良品は発生してしまう現状があります。過剰品、不良品を再利用したアップサイクルはその解決策として期待出来ますが、一方で流行や売れ筋の観点、コスト面からまだまだ現実的でない部分が多いのです。それには、お客様も同じ目線に立っていただけるよう当社で生産背景の確立を図ります。

株式会社ティアンドキュウが見据える未来と今後の取り組み

「未使用の素材から新しい価値を生み出す」。私たちのプロジェクトは、持続可能性とクリエイティビティを結びつけ、廃棄物を削減しながらファッション業界に新たなエシカルな選択肢を提供したいと考えます。お客様と当社のアップサイクルの考え方を協業させていただき、過剰品・、不良品を再利用し、アップサイクルとして新しい価値を生み出し不要な廃棄物を減少させ、地球資源の節約に貢献していくこと。また、OEM受注の際にも、アップサイクルの提案をさせていただき環境問題の現状を伝えアップサイクルファッションを提供することで、消費者には独自性豊かなアイテムを提供し、同時に環境への責任ある選択を促進します。

製品過剰在庫、不良品以外にも残生地、残糸、残資材、デットストック生地を再利用したブランドを立ち上げ、アップサイクルによる不要な廃棄物の減少、資源の節約をしたブランドをより多くの人に知っていただき、環境問題に挑戦していきます。


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