【インタビュー】チャン・ホイウェン、初時代劇ドラマの合間に「古文を勉強」ストイックで努力家な一面も!?
2019年1月16日(水)18時30分 シネマカフェ
1993年9月13日生まれ、現在25歳のチャン・ホイウェンは、2014年公開のチャン・イーモウ監督作『妻への家路』でデビューし、第9回アジア・フィルム・アワード最優秀新人賞を受賞。中国版『世界の中心で、愛を叫ぶ』で主演に抜擢され注目を浴びた。
中国版エミー賞10冠獲得の大ヒットドラマ「琅ヤ榜〜麒麟の才子、風雲起こす〜」の続編である注目の本作で彼女が演じているのは、口数が少なく感情を見せない医師・林奚(りん・けい)。武術にも優れ、平旌(リウ・ハオラン)の危機を助けるが、平旌にもなかなか心を開かない…。しかし、平旌は林奚に惹かれており、ピュアな平旌との恋模様も気になるところ。
また、元長林軍の軍医だった黎老堂主からの信頼も厚く、済風堂を任されるほどの医術の腕を持つ彼女。父は蕭庭生の盟友だったが、そのことは秘密にしている。
——本作のオファーを受けたときの第一印象は?
オファーを受けた時はとても興奮しました。これは自分にとって学べるいいチャンスだし、時代劇ドラマは初めての挑戦だったので、視聴者の皆さんに違った自分をお届けできると思いました。
——あまり感情を表に出さない林奚。撮影中の感情コントロールは?
現場で監督からも役柄の半分は自分自身だと言われたので、自分の感覚で演じました。林奚の性格は私の一部でもあります。だからしっくりこない状況もなかったですし、私自身、目で感情を伝える演技がとても好きなので苦はありませんでした。
——では、そんな林奚も徐々に心を許していくが、その変化で苦労した点は?
撮影が始まった時は、すぐに慣れなかったのですが、幸い撮影のリズムもストーリーの順に撮っていましたし、監督が本当に助けてくれました。
しかも私にとても信頼を置いてくれたので、少しずつ自在に演じることができたと思います。同時に私自身も林奚の心の変化を汲み取っていたので、撮影前から十分な準備ができたと思います。そのため彼女の心の内側をより深く知ることができました。
——一番印象に残っているキャラクターは?
蕭庭生です。
長林王は一家の主なので、登場するたびに王としての威厳と風格に包まれていました。
——林奚以外を演じるなら?
濮陽纓。
敵役にチャレンジしてみたいです。私にとっては敵役には役者の底力が求められるので、自分を鍛え成長できると思います。
——撮影中のキャスト陣とのエピソードはありますか?
シャオミンさんは本作でもお兄さんのようなイメージですが、普段から兄のように面倒を見てくれて、よくみんなと一緒に食事をする機会を作ってくれました。
——おすすめシーンは?
皆さんにはストーリーだけでなく画面にも注目してほしいです。風景、配置1つにしてもみんなが精力を傾けていて、制作チームがよりよいクオリティーを目指した結晶だと思います。
——長期にわたるドラマの撮影。お休みの過ごし方は?
休みの時はよく古文を勉強しています。初めてこのような時代劇に接したので、古文の台本はつい言葉がつまってしまいます。だから空いた時間ではもっとすらすらと話せるように練習するよう心がけています。
——最後に、日本のファンへ一言お願いします。
日本のファンの皆さんが「琅ヤ榜<弐>」と私の演じる林奚を好きになってくれたらうれしいです。ありがとうございます!
※「琅ヤ榜」の「ヤ」は王に邪