「心臓止まりそうだった!」と悲鳴連発 2試合連続「役満放銃」の歴史的大ピンチにスタジオ中が大混乱/麻雀・Mリーグ

2025年1月21日(火)11時0分 ABEMA TIMES

 1試合でも珍しいのに、2試合連続となればもう事件だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」1月20日の第1試合。U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)が役満・大三元をテンパイ。13日にこの役満を放銃したばかりのセガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)がロン牌を持っており、スタジオは大混乱。視聴者からも大興奮の反響が集まった。

【映像】「心臓止まる!」ドキドキの大三元テンパイ&放銃ピンチ

 場面は南4局。瑞原の配牌は三元牌が1つずつあるだけの凡庸な手だったが、第1ツモで發、そして次巡に白を引くと、様子が大きく変わって来た。実況の日吉辰哉(連盟)は「(大三元を放銃したばかりの)堂岐さんいるんですけど…」と解説の石橋伸洋(最高位戦)に水を向け、石橋も「日吉さん、中(3枚)山じゃない?」と、役満の可能性を探った。

 瑞原は渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)から出た發をポン、ドラの五万を切った。これで瑞原の手に他の3選手からも注目が集まるが、まだ正体は彼らにはわからない。浅井が3巡目に中を引くと、日吉はボルテージを上げ「あの日の悪夢が蘇える!」と盛り上げる。視聴者も「うそやろ」「たかき…」「ざわざわ」「えっ」「また中で放銃?」と騒然となった。浅井は怪訝な顔をしながら、この中をツモ切り。「セーフ!ちょっと緊張していますもんね、表情が」と日吉は浅井のリアクションを実況した。

 5巡目、瑞原が中を引くと放送席のテンションは早くも最高潮に。「中出る!中出る!中出る!」と日吉は絶叫。石橋が「(浅井が中を)先に切ったのはめちゃくちゃ大きいね!」といえば、日吉は「さっき切っちゃったから次の中が出るんですよ!大三元に見えない!」と悲痛な叫び。

 11巡目、まず瑞原はカン5筒待ちの小三元をテンパイした。そして14巡目、多井が中をツモ切ると、瑞原は「ポン!」。これで6筒単騎待ちの役満・大三元が確定だ。日吉は「ポーン!大三元テンパイ!」と喉を枯らす。待ちの6筒は山に1枚。視聴者は「たかきにげてえええええ」「たかき伝説になれる!」「たかきさん大丈夫か?」「連続はわらうぞw」と連続でコメントを寄せた。

 流局まであと少しというところ、瑞原は北を引いて小考。この1枚切れの字牌に待ちを替えた。浅井はイーシャンテンで余剰牌に北が1枚あるという状況。そしてその浅井がテンパイすると、日吉は「2回連続大三元打っちゃう!」と叫ぶ。石橋もパニック状態だ。しかし浅井は冷静に雀頭の一万を打って撤退。2試合連続の役満放銃という惨劇は避けられた。日吉は「心臓止まりそうだった!」と、枯れた声で絞り出し安堵。流局し、瑞原の大三元が開かれると浅井はまばたきを繰り返した。

 試合後の浅井は「たぶん皆さん『こいつ打つんじゃないか』って思っていたと思いますが、打たないですよね!普通に考えたら。瑞原さんを呼んだ方がいいですよ、ここへ」と真っ赤な顔をしながら、当時の心境を振り返っていた。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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