その価値、親の役満以上!萩原聖人が5万2300点分の跳満ツモ 8連続2着&10連続連対のダブル快挙も達成/麻雀・Mリーグ
2025年1月22日(水)12時0分 ABEMA TIMES
チームへの熱い思いが実った一撃だった。1月21日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第1試合では、TEAM雷電の萩原聖人(連盟)が登板し、オーラスで跳満をアガって4着目から2着でフィニッシュ。8連続2着、10連続連対という快挙も達成した。
序盤から苦戦を強いられた。当試合は起家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)、萩原、KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)の並びで開始。東1局では2000点、東2局では跳満・1万2000点と、園田が連続でアガった。東3局、東3局1本場では渋川が1500点、親満貫・1万2000点(+300点、供託1000点)と連続加点。東3局2本場では伊達が跳満・1万2000点(+600点)を獲得した。
一方、萩原は東4局1本場で園田に親満貫・1万2000点(+300点)を放銃。以降は「全く手が入らなくなった」「これはきついな。もう地和しかない」などと考えていたという。そんな中、南4局では「トップ目の園田さんが強欲に行ってくれた」。2着目の伊達と1万2500点差、3着目の渋川と8300点差の萩原は南4局1本場、慎重に打ち進めてタンヤオ及び、得意とする三色同順が確定する形でリーチをかけた。
「ツモれば3着で、ツモって裏が乗れば2着!」。放送席が盛り上がる中、捨て牌が3段目まで進んだところで渾身のツモ。見事に裏ドラも1枚乗り、リーチ・ツモ・タンヤオ・三色同順・裏ドラの跳満・1万2000点(+300点)を成就させた。Mリーグはトップにプラス5万点、2着にプラス1万点、3着にマイナス1万点、4着にマイナス3万点が加算される。つまり、このアガリには跳満の点数を含めて、5万2300点の価値があるということ。試合後、萩原は「あの1局をやってもらえたのが、結果的には本当にありがたかった」とし、「僕的には最後の裏1が地和と同じくらい価値があったかな…と思っています。まぁチーム的にもそうですけど…」と笑った。
11月11日の第1試合から2着が続いている萩原は、これで8連続2着。連対も10連続まで伸ばした。これについて、萩原は「強欲に言えば、一生連対したいです」と発言。「続けられる限りは、本当に頑張ろうかなと思います」とし、「自分が2着以上になることがチームが上がる条件というか、必須なわけじゃないですか。そのためだけにやっているもんなんでね」と語った。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)