マット・デイモン、かわいいミニキャラたちの仲間入り!? 『ダウンサイズ』
2018年2月10日(土)14時0分 シネマカフェ
本作は、人類を14分の1に小さくする世紀の技術が大発見されたことで、爆発的な人口増加問題の解消だけでなく、体が小さくなることでいまある資産でも裕福な暮らしを実現でき、低収入・住宅問題など現代人の日々の悩みも解決してしまう、「人類の縮小計画」という信じられない夢の計画が持ち上がる物語。そこで今回主演のマットは、“13cmの手のひらサイズ”になり、より良い暮らしを求めてミニチュアの世界に飛び込んでいく男を好演している。
不朽の名作から現代に至るまで、手のひらサイズのミニキャラたちはいつの時代も人気者。そこで今回は、そんな愛くるしいミニキャラたちをピックアップ。
■世界的名作「ピーター・パン」の“ティンカー・ベル”
イギリスの作家ジェームズ・マシュー・バリーが生み出した、100年以上前に刊行が開始されている「ピーター・パン」シリーズは、ディズニー映画やミュージカル化など、いまでも多くの人たちから愛される作品。そこに登場する美しき妖精が、ティンカー・ベルだ。
ティンカー・ベルから妖精の粉を浴び、信じる心を持つことで空を飛ぶことが出来るという神秘性、パンをはじめ仲間を想う正義感、そして何よりドレス姿で肩乗りサイズの愛くるしい容姿を持つ、非の打ち所の無いヒロインキャラ。また、2009年には国連名誉緑化大使に任命されるなど、まさに世紀を股にかけ世界中を魅了している。
■国民的作品「ゲゲゲの鬼太郎」より“目玉おやじ”
妖怪漫画の第一人者・水木しげるが描く国民的漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する主人公・鬼太郎の父親である目玉おやじ。眼球に体がついた一風変わった風貌だが、鬼太郎のサラサラヘアの中からハイトーンボイスで顔をのぞかせる身長9.9cm/体重33.25gの目玉おやじは、日本人なら誰もが知るお茶の間の大人気キャラ。
また漫画だけでなくアニメ版も人気を博し、4月からはアニメ第6期が放送スタート。主人公・鬼太郎役を沢城みゆき、目玉おやじ役を初代・鬼太郎役の野沢雅子が務めるとあって注目を集めている。初発表は1954年だが、半世紀以上経ったいまも愛され続けている。
■『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』に登場! “ススワタリ/まっくろくろすけ”
スタジオジブリの映画『となりのトトロ』に登場する、毛玉状で人の拳ほどの大きさの丸い身体、くりくりと覗く目が可愛らしいススワタリ(まっくろくろすけ)。劇中では、サツキとメイが彼らを捕まえようとするも、手足がススで真っ黒になってしまう…という不思議な妖怪だ。
また同じくジブリ作品の『千と千尋の神隠し』にもススワタリが登場するが、こちらはクモのような手足を持ち、ボイラー室で炭を運んでいる働き者で少し異なるキャラクターながら、どちらの作品でも強烈なインパクトを残している。
■TVドラマ「南くんの恋人」より“ちよみ”
1985年に連載スタート、4度のTVドラマ化を果たした漫画史に燦然と輝く内田春菊の傑作「南くんの恋人」。本作に登場するのが、突然身長が15cmになってしまったちよみ。『ダウンサイズ』とは反対に女性が小さくなる本作。TVドラマ化ではこの手のひらサイズのヒロインを、石田ひかり、高橋由美子、深田恭子、山本舞香と時代を彩る人気女優たちが好演。また、ちよみと同棲生活を送る南くん役には、工藤正貴、武田真治、「嵐」二宮和也、中川大志がそれぞれ演じ、甘く切ない恋愛模様が描かれた。
誰もが知る、愛くるしさ満点のキャラたち。ダウンサイズしたマットも、この愛されキャラたちと肩を並べることはできるのか…?
『ダウンサイズ』は3月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。