小雪、婚活に立ち向かい続ける人々を称賛「これはロマンですよ」 人間力向上も実感

2024年2月10日(土)18時0分 マイナビニュース

女優の小雪が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00〜 ※関東ローカル)のナレーション収録に初めて挑んだ。担当したのは、4日・11日の2週にわたって放送される『結婚したい彼と彼女の場合 〜令和の婚活漂流記2024〜』。結婚相談所に入会して婚活に奮闘する人々を追った作品だ。
登場人物たちが不器用ながら様々な壁にぶつかることで、「人間力が磨かれると思います」と感じた小雪。その姿から、「様々な結婚観で、学ぶべきところがあると思います」と捉えた——。
○二重まぶたの整形手術で再スタートも…
カリスマアドバイザー・植草美幸さんの元で婚活に挑んでいるのは、恋愛経験がなく、実家で母と暮らす進藤さん(仮名・29)。極度の緊張から、お見合い相手を怒らせてしまうことも。「そんな自分を変えたい」と、努力を続ける進藤さんに、生まれて初めての恋心を抱く女性との出会いが訪れる。何とか自分をアピールしようと、「一人暮らしへの決意」を語るが、返ってすれ違いを生んでしまうことに。
早とちりや失言を繰り返しては、フラれ続けている内田さん(55)は、40代の会社経営者の女性と交際をスタートさせた。しかし、その直後、植草さんに対して「成婚退会」の申し入れが。すでに「プロポーズを済ませ結婚を決めた」と語る内田さんに対し、植草さんが慌てて交際相手の意思を確認するも、返ってきた答えは意外なものだった。
そして、婚活が少しでも有利になればと、二重まぶたの整形手術を受けた28歳のゆかさん(仮名)は、プロフィール写真を撮り直し、再スタートを切った。理想の相手とも巡り合い、順調にデートを重ねるが、男性から「以前の写真と顔が違うのでは?」と問い合わせが…。
○婚活で自分を変えていこうとする力は「進化」
今回の映像を見て、「やっぱり人は、自分にないものを追い求めるんだな」というのと同時に、「婚活をされている方たちという括りだけでなく、ネットの時代になって、みんなコミュニケーションが苦手になっているんじゃないでしょうか」と感じた小雪。「私の周りでも、マッチングアプリやオンラインゲームで恋人をつくったという話を聞きますけど、“婚活”は人間味があふれていいなと思いました」と語る。
一方で、「結婚という1つの目標を目指しているように見えるけど、人間力が底上げされますよね。相手にどう見られるか、どう応えなきゃいけないかを考えるし、相手の求めるものが分からなくなって“もういいや!”って吹っ切れると、気負いもなくなって自分のパーソナリティーを出しやすくなったりもすると思うんです。だから、振られるのも悪くない(笑)。心が強くなってできることが増えてくると思うので、気力と体力があってポジティブで真っ直ぐな人であれば、お友達や知り合いが増えて、これから面白い人生を過ごせるんじゃないかなと思います」とも捉えた。
登場人物の中で特に変化を感じたというのは、進藤さん。「すごく自然で良い青年になってきたと思いました。自分が幸せになりたいとか、他人をどうしたら幸せにできるのかと考えるのは全部自分に向かってくることなので、人間力がすごく磨かれますよね」と感心し、「様々な結婚観で、学ぶべきところがあると思います。婚活で自分を変えていこうとする力は進化だと思うので、どの世代の人もどんな境遇の人も、“忘れかけていたな”と思う大事な気付きがあると思います」と実感したそうだ。
○女性の言葉に翻ろうされる男性たちに同情
収録を終え、第一声で思わず「婚活難しいっ!」と発していた小雪。「1時間の制限時間でどれだけアピールできるのか。その上、反省会で“こういうことは言っちゃダメ”って言われて…。それでも立ち向かっていく皆さんは、素晴らしいです。これはロマンですよ。見ているこちらも前向きになります」と受け止める。
また、番組内では男女における考え方の相違がたびたび露呈。男性側がデートで手応えを感じても、女性側にはハマっていなかったケースが見られるが、「昨日かそこらで初めて会った人に、そこで会話していないことが理由で振られるんですから、男性からしたら“そんな話題出た!?”ってなりますよね。女性の言葉は裏腹なので、“いいよ”と言っていてもOKじゃないことがありますから」と同情する。
そこには、持って生まれたものに加え、女性を取り巻く環境も要因にあると分析した。
「男の人はピュアで、女の人のほうが計算高くて客観性を持っている傾向がありますよね。女の子なんて、どうやったら相手がぐうの音も出なくなるか、3歳ぐらいから分かりますから(笑)。だから、男性がしゃべる言葉は“1人でいたら寂しいから、子どもがいたらかわいいだろうな”とメルヘンですよね。結婚もゴール=夢だと思ってるんですよ。それに対して女性の場合は、家事と育児、仕事、そして妻であることという3つのベクトルの中でどういう配分で生きていくか、犠牲になるのは何なのかとコストを考えるので、現実的なんですよ。そうなると、女性のほうがリスクヘッジはすごいので、結婚相手も家事ができるとか、自立しているとか、そういうことも基準に入ってくる時代なんですね」
●小雪1976年生まれ、神奈川県出身。モデルとしてデビューし、98年にドラマ『恋はあせらず』で俳優活動を開始。以降、映画『ラスト サムライ』『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、ドラマ『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』『きみはペット』『全裸監督』『サンクチュアリ -聖域-』など、数々の作品に出演。現在放送中のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演している。

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