なんかカッコいい!「ドラゴンボール」トランクスがバーニングアタックを放つ直前のスタイリッシュな動きに当時のファンはモノマネ

2025年2月11日(火)8時0分 ABEMA TIMES

 ドラゴンボールといえば、「かめはめ波」「魔貫光殺砲」などつい真似してみたくなる技のポーズがある。その1つが、未来トランクスが使う「バーニングアタック」だ。かめはめ波や魔貫光殺砲など、魅力的で名前もカッコいいけど放つまでの構えはシンプルなものがほとんどだった中で、未来からやってきたトランクス(CV:草尾毅)が放った“バーニングアタック”は、発動までの複雑な手の動きが特徴的で“真似心”をくすぐられる技だった。

【映像】真似したくなる「バーニングアタック」(14分25秒ごろ〜)

 ナメック星の爆発から600以上日が経過しても、孫悟空は未だ地球に帰還する気配を見せなかった。そんな中、悟空に倒されたと思われていたフリーザ(CV:中尾隆聖)が、コルド大王とともにまさかの親子で地球に襲来。主人公不在の地球は絶体絶命の危機に陥るかと思われたが、そこに突如、未来からの来訪者が現れた。

 未来から来たのは、ベジータとブルマの息子・トランクスだった。彼は単身でフリーザの乗ってきた宇宙船に近づくと、「お前たちを殺しに来た」と宣言する。初登場時の戦闘力は“たったの5”。これは悟空の兄・ラディッツが襲来した際に農作業をしていた地球人と同じ数値だ。この瞬間、「噛ませキャラでは?」と疑ったファンも少なくないだろう。

 しかし、トランクスはフリーザの部下を瞬殺。さらに「超サイヤ人は孫悟空さん一人じゃない。ここにもいたということだ」と驚きの発言をする。フリーザはハッタリだと笑っていたが、トランクスが本当に超サイヤ人に変身するのを目の当たりにし、震え上がった。

 フリーザの気弾はまったくトランクスに通用しないばかりか、逆に「勝負というのは一気に決着をつけるものだ」とアドバイスされる始末。フリーザはその言葉通り、地球を破壊しかねないほどのデスボールをトランクスに向けて放った。

 しかし、トランクスはそれすら片手で受け止めてみせる。追い詰められたフリーザはビームを撃ち込んでデスボールをその場で爆発させた。トランクスを吹き飛ばしたであろう爆風にフリーザ親子は勝利を確信する。

 しかし、トランクスは爆発の瞬間に崖上へと移動していただけだった。そして、前述のように手を素早く複雑に動かし、ピタッと前に構えると「フリーザああ!」と呼んでバーニングアタックを発射。フリーザはそれを上空に飛んで避けたが、待ち構えていたトランクスの剣が閃き、フリーザはバラバラに。トランクスの言った通り一瞬で勝負は決した。

 バーニングアタックの威力もさることながら、当時ファンが注目したのは、“発射前の複雑すぎる手の動き”だった。悟空たちの必殺技とは一線を画すポーズに、「あの動きは本当に必要なのか?」と疑問を抱いたファンも少なくない。しかし、そんな疑問はさておき、当時はこの技の習得に励み、完コピした子どもたちが学校中に溢れていた。

 アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編〜人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。

 40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月よりスタートした。

(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション

ABEMA TIMES

「アタック」をもっと詳しく

「アタック」のニュース

「アタック」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ