完璧な女性が義理の息子を誘惑…デンマーク映画『罪と女王』予告

2020年3月13日(金)19時0分 シネマカフェ

『罪と女王』 (C)2019 Nordisk Film Production A/S. All rights reserved

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サンダンス映画祭の観客賞受賞を皮切りに、圧倒的評価でアカデミー賞デンマーク代表作品に決定、女性監督初のデンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)作品賞ほか主要9部門を受賞した『罪と女王』(英題:Queen of Hearts)が5月8日(金)より公開決定、本ビジュアルと予告編が解禁となった。

本作は、今年2月の「トーキョー ノーザンライツフェスティバル2020」では『クィーン・オブ・ハーツ』のタイトルで特別上映され、チケットは即完売の満員御礼という盛況ぶり。この大反響を受けて、急きょ劇場公開が決定した。

仕事、家庭、全て完璧な女性が犯した義理の息子への禁断の誘惑——

本作は、男性の権力者(王)から若い女性への性的虐待と比べ、女性権力者(女王)と若い男性の関係となると途端にグレーゾーンになることへの着目を起点に、メイ・エル・トーキー監督が挑戦した意欲作。


知的な女性がモンスターへと変貌する難役を見事に演じたのは、スサンネ・ビア監督『未来を生きる君たちへ』や『愛さえあれば』などで知られ、トマス・ビンターベア監督の『ザ・コミューン』でベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞した国際的名女優トリーヌ・ディルホム。


大人のうそを受け入れられない真っ直ぐな少年を演じた新星グスタフ・リンは鮮烈な印象をスクリーンに焼きつけ、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『アフター・ウェディング』『偽りなき者』『フレンチアルプスで起きたこと』など、数々の北欧の傑作に続く新たな衝撃作が誕生した。


この度公開された本ビジュアルは、ヒロインのアンネと少年が抱き合うシーンと、幻想的な森の光の中にいる2人の姿が切り取られており、「女は、守るために、残酷になるー」のコピーと相まって、官能的かつ衝撃的な物語を想起させる。

また、予告編では、仕事も私生活も完璧な女性が、禁断の関係にのめり込む姿が映し出された後、その関係が暴露されかかったとき、少年の心を裏切るかのような彼女の驚くべき行動が示唆されている。


本国では、デンマークが誇る女性監督スサンネ・ビアや、ロネ・シェルフィグですら成し得なかった女性初のデンマーク・アカデミー賞にあたるロバート賞で9冠を達成。さらに、北欧最大の映画賞であるヨーテボリ国際映画祭で最優秀ノルディック賞・観客賞・最優秀俳優賞の3冠、北欧5か国から選出されるノルディック映画賞でもグランプリに輝いている。


『罪と女王』は5月8日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、5月29日(金)よりシネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開。

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