恐怖と混沌が増幅…『ヴォイジャー』ニール・バーガー監督「人間の本能を描く」

2022年3月14日(月)16時0分 シネマカフェ

『ヴォイジャー』監督(C)2020 VOYAGERS FINANCING AND DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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『レディ・プレイヤー1』のタイ・シェリダンや、リリー=ローズ・デップ、フィン・ホワイトヘッドらが共演し、惑星移住ミッションに挑む若者たちの狂乱を描いた『ヴォイジャー』。この度、メガホンをとったニール・バーガー監督のオフィシャルインタビューが到着した。




「根本的に人間とはどんな存在なのか」監督が問う

本作は、新たに人間が住むことができる惑星を調査するため、30人の子どもたちが探査隊として宇宙船に86年潜伏する何とも奇妙な設定から始まる。人間の奥底に潜む本能が長い抑圧から解放されると、何が起きるのか?

本作の脚本と監督を兼ねるニール・バーガーは「真空状態の下にある人間の本能を描く映画だ。根本的に人間とはどんな存在なのか」を問いかけ、性欲、自由そして権利に目覚めた若者たちの姿や、その陶酔感を描いていく。

また、本作は私たちが善人であるべき理由とは? という倫理的な疑問を投げかける。「この作品は、社会がどう機能しうるかについて、様々な論議を巻き起こすだろう。宇宙船の中では若いクルーが実験室のラットのように見える不毛な環境だ。そうした状況下で彼らがどのような行動を取るか、いかにあっけなく野蛮になるかを観客は目にする。そして、人間というのは根源的にこうした存在なのだろうかと考えこむんだ」とバーガー監督。

恐怖と混沌の感覚が増していき、人間の本能が解き放たれるサスペンスが孤立無援の宇宙船の内部で繰り広げられる。

『ヴォイジャー』は3月25日(金)よりグランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。

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