川口春奈、伝説のギャグドラマ最新作『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』出演決定 明石家さんまと親子役

2024年3月18日(月)15時0分 クランクイン!

明石家さんまが主演を務めるドラマシリーズの最新作『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』(フジテレビ系/4月27日21時放送)のヒロイン役を、川口春奈が務めることが決定した。さんま扮(ふん)する主人公の1人娘を演じる。

 『心はロンリー 気持ちは「・・・」』の第1作は、1984年12月17日に放送。お笑い芸人としてのみならず、当時から俳優としても活躍していたさんまが、三宅恵介をはじめとする『オレたちひょうきん族』(1981〜1989年/フジテレビ)の制作スタッフ、そして、後に『踊る大捜査線』シリーズ(1997年ほか/フジテレビ)や『教場』シリーズ(2020年ほか/フジテレビ)などの脚本を手掛ける君塚良一とタッグを組んで作り上げたコメディードラマだ。

 シリアスなドラマの中にたくさんのナンセンスギャグを散りばめた、遊び心満載の本作は、お笑いファンを中心に多くの視聴者の間で評判を呼び、その後シリーズ化。2003年8月29日放送の『心はロンリー 気持ちは「・・・」XI』まで、実に11本が制作される大ヒットシリーズとなった。

 そして前作から実に21年ぶりに復活を遂げるのが、第12作『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』。スタッフには、総合演出・三宅恵介、脚本・君塚良一という、シリーズを支えてきた2人が登板するほか、「ギャグ考案」として、放送作家の大岩賞介と藤沢めぐみ、そして、さんま自らが「杉本高文」の名義で脚本作りに参加するのも、これまで通り。

 恋愛ものからサスペンスまで、これまでさまざまなジャンルで展開してきたこのシリーズだが、今回描かれるのは、心温まるヒューマンドラマ。定年を間近に控え、“最後の事件”に挑む1人のベテラン刑事(明石家さんま)と、その家族の物語が情感豊かにつづられていく。

 第1作の田中美佐子をはじめ、今井美樹(第4作)、黒木瞳、賀来千香子(ともに第6作)、松下由樹(第10作)、飯島直子(第11作)ら、これまでそうそうたる顔ぶれがヒロインを務め、さんまと豪華共演を繰り広げてきた同シリーズ。その記念すべき最新作のヒロインに選ばれたのが、川口春奈だ。

 川口は、2007年にモデルデビュー後、数多くのドラマや映画に出演し瞬く間にブレイク。近年は、フジテレビ連ドラ初主演作となった『silent』(2022年10月期)が、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットに。透明感のある演技で高い評価を集めた。さらに、数々の音楽番組の司会も務め、「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、2022年、2023年と2年連続で1位にランクイン。多方面でめざましい活躍を続けている。

 そんな川口にとって本作は、『silent』以来、約1年半ぶりのフジテレビドラマ出演となる。演じるのは、さんま扮する主人公・轟木竜二の一人娘・寺沢和来(てらさわ・わく)。警察官である父親に対し、愛憎相半ばする複雑な感情を抱き続ける和来を、川口がどのように演じるのか。そして、さんまとともに、一体どんな“父と娘”を表現してみせるのか、期待が高まる。

 そして、本シリーズの真骨頂ともいうべき、劇中の随所に散りばめられたギャグシーンの数々に、もちろん川口も参戦。“お笑い怪獣”のさんまをして「伝わりにくいギャグ」と言わしめる、高度な(?)ギャグの仕掛けに、川口がどう絡むのか見逃せない。

 また本作には、川口だけでなく、超豪華な共演者が多数出演予定。ワンシーンのみ出演するゲストも含め、なんと約60人ものキャストが次々と登場する。まさにFINALを飾るにふさわしい、ビッグスターの面々にも要注目だ。

 さんまは、本シリーズの魅力を「ギャグの意味がわからないってよく言われるんですけど、逆にそこがたまらないと言ってくれるファンもいるんで、そこは見どころなのかな」と語り、最新作について「今回は、これまでよりもわかりやすいように作ったつもりではあるんですが、それでも、一回見ただけでは気が付かないギャグもたくさんあると思います(笑)」とコメント。

 ヒロインの川口については「現場でいきなり『これやってくれ』『あれやってくれ』って言われても、戸惑ったり、疑ったりするところが一切ないんですよ。『はい、わかりました!』言うて、全部やってくれる。それと、お芝居の“抜き方”が抜群にうまいんです。そのへんの呼吸も、すごく僕と合うなと思いました」と褒め称えた。

 一方、川口は「こんなに楽しい現場は初めてじゃないかと思うくらい、とにかく楽しかったです!普段のドラマの現場とは全く違って、どのシーンの撮影も、お祭りのような感じで。“ドラマを撮っているんだけど、ドラマを撮っているんじゃない”みたいな(笑)、でも、すごく中身の濃い、独特な空気感を味わっていました」と撮影を振り返る。そして「私にとって、一生自慢できる経験になりました。見ていてハッピーになれる場面が随所に散りばめられている作品ですので、ぜひご覧ください」とメッセージを寄せた。

 フジテレビ開局65周年企画『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』は、フジテレビ系にて4月27日21時放送。

※明石家さんま、川口春奈コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■明石家さんま(轟木竜二役)

——『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』を制作することになった経緯をお聞かせください。

『心はロンリー』は、毎回、細かいギャグまで作り込んでるんで、制作費もすごく掛かるんですね。だから、もう二度とできないだろうなとあきらめていたんですが、ある日フジテレビの元スタッフから、「『心はロンリー』をもう一度やってください」とお願いされまして。彼が言うには、「僕は『心はロンリー』が作りたくてフジテレビに入社したのに、結局その夢が果たせなかった」と。「でも、たとえ自分が関われなくても、『心はロンリー』の新作を作ってほしいんです」と言われて。そんな熱い思いに心打たれて、動き出した企画なんです。

ただ、今日に至るまで、だいぶ苦労しましたけどね。そもそも最初、プロデューサーの渡辺俊介に話を持っていったら、「無理でしょ」って笑われましたから(笑)。あと、総合演出の三宅(恵介)さんが、今どきのテレビの作り方がわかってない(笑)。お金の計算が全くできなくて、えらいことになってたみたいです(笑)。

——『心はロンリー 気持ちは「・・・」』シリーズの魅力とは?

良くも悪くも、伝わりにくいギャグが多いっていう(笑)。特に初期の頃は、打ち合わせを夜遅くまでやってたんで、ほとんどが深夜3時くらいに思い浮かんだギャグなんですよ(笑)。思いついたときはみんなでゲラゲラ笑ってるんだけど、実際に撮影して、あとで見てみたら全然面白くない…ということも多々ありました(笑)。

ギャグの意味がわからないってよく言われるんですけど、逆にそこがたまらないと言ってくれるファンもいるんで、そこは見どころなのかなと。今回は、これまでよりもわかりやすいように作ったつもりではあるんですが、それでも、一回見ただけでは気が付かないギャグもたくさんあると思います(笑)。

——ヒロインの川口春奈さんの印象は。

こういう特殊なドラマなんで、最初は断られると思ってたんです。でも、ダメ元でオファーしてみたら、即OKの返事が返ってきて。びっくりしましたね、「大丈夫?」って(笑)。で、いざ撮影が始まったら、さらに驚いたことがあって。彼女は、現場でいきなり「これやってくれ」「あれやってくれ」って言われても、戸惑ったり、疑ったりするところが一切ないんですよ。「はい、わかりました!」言うて、全部やってくれる。それと、お芝居の“抜き方”が抜群にうまいんです。そのへんの呼吸も、すごく僕と合うなと思いました。

——視聴者へメッセージを。

とにかく、一生懸命頑張りましたので、ぜひ見ていただけたらと思います。ちなみに今回、“ファイナル”と謳(うた)っていますが、私としては、“ファイナルプラスワン”なのか、“シン・心はロンリー”なのか、どうにかタイトルを考えて、次回作をもくろんでおります(笑)。

■川口春奈(寺沢和来役)

——出演オファーを受けた時の心境をお聞かせください。

この作品のことは存じ上げていなかったので、最初は、フジテレビの大きな企画で、さんまさんと親子役で…というお話を突然聞かされて、びっくりしちゃいました。ただ、バラエティーではなく、ドラマという枠組みで、しっかりお芝居をするということだったので、とてもうれしかったです。

——明石家さんまさんとの共演はいかがでしたか?

撮影が始まるまで、実はずっと緊張していたんです。もちろん楽しみな気持ちもありつつ、一方で「どうしよう、自分にできるかな…」という不安もあって。でも撮影の初日、さんまさんが、さんまさんのままで(現場に)入ってこられたんです(笑)。その姿を見た瞬間、一気に緊張が解けて、リラックスできたのを覚えています。

——撮影現場はどうでしたか。

こんなに楽しい現場は初めてじゃないかと思うくらい、とにかく楽しかったです!普段のドラマの現場とは全く違って、どのシーンの撮影も、お祭りのような感じで。“ドラマを撮っているんだけど、ドラマを撮っているんじゃない”みたいな(笑)、でも、すごく中身の濃い、独特な空気感を味わっていました。

——視聴者へメッセージを。

長年にわたって、そうそうたるキャストの皆様、スタッフの皆様が作り上げてきた、素晴らしい作品のファイナルに呼んでいただけて、すごく光栄です。私にとって、一生自慢できる経験になりました。見ていてハッピーになれる場面が随所に散りばめられている作品ですので、ぜひご覧ください。

クランクイン!

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