『アバター』、中国で再上映から10日で『ムーラン』の国内興収を抜く
2021年3月22日(月)12時30分 シネマカフェ
『ムーラン』はアメリカでは、1998年のアニメ版『ムーラン』のファンからは歓迎されなかったものの、批評家からはおおむね前向きな評価を受けた。一方、中国では映画のベースとなっている同国に古くから伝わる「花木蘭」(ファ・ムーラン)の物語を、「正しく伝えていない」「アメリカナイズドしすぎ」として批判が殺到していた。キャストにリウ・イーフェイやコン・リーといった中国出身の俳優を集め、中国での大ヒットを期待していたディズニーにとっては痛手となった。
中国では、コロナ禍で再上映された映画は『アバター』のほか、3D版『ハリー・ポッターと賢者の石』がある。昨年8月に再上映された同作の興収は、3000万ドル(約33億円)だった。