SUPER EIGHT安田章大、演出家・青木豪氏との5年ぶりタッグに自信「心と心が通った」

2024年4月8日(月)4時0分 オリコン

PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』初日前会見 (C)ORICON NewS inc.

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 SUPER EIGHTの安田章大が主演を務めるPARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』(8日上演)の初日前会見が7日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われ、安田のほか、潤花、中村梅雀、作・演出の青木豪氏が出席した。

 本作は、青木豪氏と安田が5年ぶりのタッグで描く痛快な時代劇。幕末から大転換した明治初期を背景に、とある浮世絵師とそれを取り巻く人々が、ひょんなことから事件に巻き込まれ、珍道中に繰り出す。近年、歌舞伎の新作書き下ろしや、劇団四季などの大規模作品で演出を担うなど、ジャンルを問わず演劇界を盛り上げる青木氏が、2019年のパルコ・プロデュース公演『マニアック』に続き、笑いと爽快感あるエンターテインメント作品を生み出す。

 安田は、はじめに「長く続いたコロナ禍を経て、改めて演劇というものが皆様の心に近づいてきていると思います」としみじみ。初日に向けて「今回は頭を空っぽにしていただける時間を提供できたらと思い、みんなで力を合わせてエンターテイメントを作った次第です。僕たちも楽しみにしています」と期待を伝えた。

 演じるのは明治初期に生きる架空の浮世絵師・刺爪秋斎(さしづめしゅうさい)。同役については「安田章大というキャラクターに対して秋斎を宛書いてくださったんだなと実感して、すごくありがたいと思いました」と感謝しつつ、「かなりせっかちなキャラクターなので、そういうところは豪さんにそっくり」と青木氏に視線を送った。

 青木氏が「安田くんはエレベーターに乗るときに、どのボタンも押さずに待っていることがあるような人で、一方の僕は階数のボタンを押す前に『閉』を押すタイプ(笑)」と分析すると、安田は「書く人の性格やクセがちゃんと出ていて、そういったキャラクターと自分が手を組んでいるのが面白い」と紹介した。

 青木氏の執筆スタイルや演出については「全部自分の中で決めた上で本を書かれているということがわかる」とし、「こういう演出がしたい、こういう音が鳴ってほしい…といったことがすべてプラン立てられていて、その上で役者さんがやることもしっかり考えてくださっている。今回ご一緒させていただいて、曲げられない部分を本当に真摯(しんし)に時間をかけて追求してく方なんだなと、改めて思いました」と語った。

 続けて「5年前は気を遣わせてしまっていたんだなと思った」と反省も口にしながら、「できていなかった当時の自分を思い返しましたし、今回はこの5年間でできるようになったことをすべて使って表現したいと思ったんです。前の作品よりも心と心が通ったような気がします」と意気込んだ。

 これに青木氏は「この5年間で安田くんの舞台を見に行ったり、時々連絡を取り合ったりして、共通の言葉を作っていったんです」と明かし、「なかなか1つの作品のけいこではそういった作業はできないんですが、そうやって時間をかけて言語を共有していきました。その結果、前の作品よりも、お互いにいろいろなことが言えるようになった」と誇った。

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