藤井聡太竜王・名人、優勝原動力の圧巻15勝!師匠とのエキシビジョンマッチ黒星は「そんなことあった!?」/将棋・ABEMA地域対抗戦

2024年4月14日(日)11時0分 ABEMA TIMES

 絶対王者が圧倒的な結果と存在感でチームを頂点に導いた。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」決勝戦、関東B 対 中部が4月13日に放送された。4連勝でチーム中部の優勝を決めてみせた藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)は、大会通算15勝1敗と圧巻のパフォーマンスを披露した。しかし、開幕前のエキシビジョンマッチで師匠の杉本昌隆八段(55)に手痛い逆転負けを喫したことを触れられると、「そんなことありましたか!?」とすっとぼけ。ファンの爆笑を誘っていた。

【映像】負けず嫌い発動!?藤井竜王・名人の表情

 誰もが認める活躍ぶりを見せたのは、やっぱり藤井竜王・名人だった。予選から決勝まで、全16局を戦った藤井竜王・名人は「15勝することができたと思います」と自身の成績を報告。黒星はチーム九州の佐々木大地七段(28)戦のみという圧巻のパフォーマンスでチームを優勝に導いた。藤井竜王・名人にとっても「劇的な結果」だったといい、「チームに貢献できたことを嬉しく思っています」と満足気な笑顔を見せた。

 しかし、司会を務めた武富礼衣女流初段(24)から「チームロケで師匠の杉本八段と対戦されていましたが…」と話題を振られると表情は一変。地元の子どもたちを前にして行われたエキシビジョンマッチで、藤井竜王・名人に終盤にまさかのウッカリが出て逆転負けした対局だったが、「そんなことがあったんですか!?」とすっとぼけ。杉本八段は「え、え、忘れたの?(私が)快勝したじゃない!」と大慌て状態となっていた。

 武富女流初段は「それが糧になって大会に活きたということですかね!」と話題をまとめようとしたものの、この一言に絶対王者の“負けず嫌いスイッチ”がオン。藤井竜王・名人は「なるほど!では、次回大会では師匠の(試合)登場にも期待したいと思います!」と大会を通して登板機会のなかった杉本八段へ“口撃”するなど、塩対応となっていた。

 恒例の“師弟漫才”にファンは爆笑。「藤井ジョーク」「ブラックw」「あったねw」「忘れてましたーw」「師匠いじり」「クロ藤井」「そこだけ記憶がなくなった」「ソル太ソル太ソル太」「そうちゃんかわいい」「師匠最高よ」「黒そうたいいねw」とコメントが殺到した。

 師匠に対しては“塩対応”だった藤井竜王・名人だったが、それは長年の信頼関係があってこそ。藤井竜王・名人は、「和やかで雰囲気の良いチームで、私が対局の時もすごく気持ちよく送り出していただいいただきました。そういった環境の中で、のびのび指すことができたのかなと思っています」と語り、監督を務めた杉本八段らチームメイトにも深い感謝の気持ちを言葉にしていた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

ABEMA TIMES

「藤井聡太」をもっと詳しく

「藤井聡太」のニュース

「藤井聡太」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ