車椅子アイドル・猪狩ともか “女性にAED使いたくない“問題「男性の気持ちもわかります」も...

2025年4月14日(月)20時27分 スポーツニッポン

 アイドルユニット「仮面女子」の猪狩ともか(33)が14日に自身のX(旧ツイッター)を更新。女性の救助活動について、私見をつづった。

 18年4月11日、東京都文京区の湯島聖堂の敷地内にあった案内板が強風で倒れた際に下敷きとなり、腰の骨を折るなどして病院に緊急搬送。脊髄損傷の大けがを負い猪狩は車いすユーザーとなった。

 そこで「SNSで“女性が倒れていても助けるな!”“女性にAEDを使うのはリスク高いから放置”といった声が散見されていて悲しい」とネットの一部声に触れ、「AEDではありませんが私は脊髄損傷の事故に遭った際、男性に看板の下敷き状態から助けていただき、とても感謝しています。もしその男性が上記のような考えの持ち主でしたら、私は放置されて今生きていなかったかもしれません」と振り返る。

 続けて「“触るな!”と言っている一部の女性の意見も正直理解できません。その言葉が多少なりとも、貴方以外の女性の命を危機に晒していることに気付けないのでしょうか?命の危機にそんなこと気にしていられなくないですか?命の危機に陥ったことが無いから、そういう言葉が出て来るのかと思います。私が命の危機にあった時、男性に触られたら恥ずかしいとか、下着を見られたら恥ずかしいなんて頭の片隅にもなかったです。ただ今の苦しみから救ってほしいということだけでした」と男性に救助されることの抵抗感、否定の言葉に対して、まずは人命優先の重要性を訴えた。

 この投稿に批判的なコメントが寄せられると、怒りは「こういうリプライを見たら『女性にAEDを使いたくない』という男性の気持ちもわかります 逆の立場なら私だって関わりたくないです。訴えられるのは誰だって嫌ですし。救命活動をした男性の人権も、命と同等に大切なものだと思います」とポスト。

 「このようなほんの一部の女性の言葉が大きく聞こえてしまい、助かる命が助からない可能性がある風潮が本当に悲しいです。通りすがりの男性に命を救われた私は、積極的に救護を行ってほしいと願う他ありません。もう遅いと言われるかもしれませんが、これからも命は何より尊く、救命活動が誰でもリスクなく行える世の中になるよう発信していきたいです。そして私も救命活動ができる人間でいたいです。車椅子に乗っていてもできることはきっとあります」と思いをつづっていた。

スポーツニッポン

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