勝利の女神が宿っていた!?伊藤匠七段が藤井聡太叡王を破りシリーズ初勝利!話題の“勝負メシ”にファン騒然「あの帽子の方が…」「勝つカレーやんw」

2024年4月20日(土)21時0分 ABEMA TIMES

 将棋の第9期叡王戦五番勝負第2局が4月20日、石川県加賀市の「アパリゾート佳水郷」で行われ、挑戦者の伊藤匠七段(21)が藤井聡太叡王(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21)に87手で勝利した。本局では、伊藤七段が“勝負メシ”に「アパ社長カレースペシャル 〜能登豚オリジナルミルフィーユカツと春野菜〜」を選んでいたこともあり、ファンは「勝つカレーやんw」と大盛り上がりとなっていた。

【映像】伊藤七段が注文した超豪華「アパ社長カレー スペシャル」

 伊藤七段が嬉しいシリーズ初勝利を手にした。黒星発進で迎えた第2局は、後手の藤井叡王が、「やってみたらどうなるかな」とやや変化球の3三金型角換わりを採用。伊藤七段は「早い段階から前例の少ない将棋になり、一手一手、手探りだった」と振り返ったが、柔軟な対応力を見せた。

 前例のない将棋へと発展し伊藤七段は果敢な攻めを繰り出しペースを握ったが、藤井叡王も抜群のバランス感覚を発揮し簡単には譲らない。それでも伊藤七段がじわじわとリードを広げる形となり、藤井叡王は「3三金型の薄さが出るような展開になってしまったので、失敗してしまっているかなと思っていた。もう少し違う勝負手を掘り下げるべきだったかもしれません」。伊藤七段も「最後まではっきりとした順は見えていなかった」と語ったが、冷静に押し切って待望の白星を手にした。

 同学年対決として注目を集めている両者の対戦だが、これまでは藤井叡王の11勝1持将棋。タイトル戦での対戦も3期目となったが、伊藤七段がここで待ちに待った初勝利を飾る結果となった。終局直後は緊張状態が解けきらず、耳は真っ赤。報道陣の取材にもなかなか言葉が出なかったが、「(これまで藤井叡王には)勝てていなかったので、ひとつ結果が出たことは良かった」とホッとした表情で初勝利の喜びを噛みしめていた。

 本局では、伊藤七段が昼食に「アパ社長カレースペシャル 〜能登豚オリジナルミルフィーユカツと春野菜〜」ことも大きな話題に。ビジネスホテルチェーンのアパホテルを運営するアパグループのリゾートホテルでの開催とあり、“名物”メニューを選んだようだが、レトルトカレーとして販売されていることもあり食べたことのあるファンも多い。食品箱にはアパホテルの元谷芙美子社長の顔が印刷されていることもあり、ABEMAの視聴者からは「勝利の女神だ!」「あの帽子の方が…」「勝つカレーやんw」など多くのコメントが寄せられていた。

 ファン歓喜の1勝が刻まれたが、伊藤七段がタイトル初奪取を狙う番勝負は真っただ中。「まだ勝負は続くので、引き続き頑張りたい」と次なる戦いの舞台へと視線を向けていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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