再放送中“地獄朝ドラ”『オードリー』 本作からブレイクした俳優、子役だった人気女優も キャストの今
2024年4月20日（土）7時0分 クランクイン！
現在放送中の吉高由里子主演の大河ドラマ『光る君へ』（NHK総合ほか）が好調の脚本家・大石静。“ラブストーリーの名手”の異名でも知られる彼女が脚本を担当した2000年放送の連続テレビ小説『オードリー』が、NHK BS、BSプレミアム4Kで再放送されている。一部のドラマファンからは“地獄朝ドラ”とも称される本作に出演したキャストやそれぞれが演じた役柄、さらにドラマ終了後の活躍について紹介していこう！（※以下、ネタバレを含みます。ご了承の上、お読みください）
連続テレビ小説『オードリー』は、2000年10月から約半年間にわたって放送されたドラマ。映画撮影所が集まる京都・太秦を舞台に、主人公・佐々木美月が大部屋女優から旅館の女将を経て、監督として活躍する姿を描いていく。
今年の4月から再放送がスタートすると、SNS上には「地獄みたいな朝ドラ」「これはホラーなの？」「ほんとに怖いなこのドラマ」などの声が続出。その最大の要因は、主人公の独特な生育環境。佐々木春夫（段田安則）と愛子（賀来千香子）の間に生まれた美月は、春夫の元恋人で老舗旅館の女主人・滝乃（大竹しのぶ）に育てられる。実は春夫に愛子と見合いをさせて、2人に豪華な結婚式まで挙げさせていた滝乃は、春夫たちを旅館の隣家に住まわせてしまう。何かと佐々木家に介入する滝乃は、美月が生まれると名付け親になるばかりか強引に彼女を引き取って、旅館の中に作った子ども部屋に住まわせる。その後も滝乃は旅館と隣家の佐々木家の間をつなぐ渡り廊下を増設したりと暴走。そんな滝乃を体現する大竹しのぶの“怪演”や、養母・滝乃と実母・愛子の間で幼いながらも苦悩する主人公・美月の姿が再放送ながらも大きな反響を巻き起こしている。
特殊すぎる環境で育った主人公・佐々木美月を演じたのは、1995年公開の映画『学校の怪談』のヒロイン役で注目され『オードリー』で連続ドラマ初主演となった岡本綾さん。本作放送後、2002年公開の映画『おぎゃあ。』で映画初主演を果たすと、以降も数々のテレビドラマや映画に出演。しかし2007年5月に当時所属していた事務所を退所し、現在に至るまで芸能活動を休止している。
美月に思いを寄せる助監督・杉本英記を演じたのは、のちに『半沢直樹』シリーズや『VIVANT』（ともにTBS系）などの人気ドラマで主演を務めることになる堺雅人。彼が演じた英記は2枚目俳優を思わせる容姿端麗さから周囲にファンも多い人物で、助監督を経て監督になると、テレビシリーズの監督として活躍。のちに撮影所の社長となると、初監督を務める美月を献身的にサポートする。
英記役で注目を集めた堺は、2004年放送の大河ドラマ『新選組！』の山南敬助役で一気に指名度を高めた。2008年の大河ドラマ『篤姫』で徳川家定を演じると、翌年には2本の主演映画（『南極料理人』『クヒオ大佐』）が立て続けに公開。2012年にはのちにシリーズ化されるドラマ『リーガル・ハイ』（フジテレビ系）で主演を務めると、翌年には『半沢直樹』がスタート。以降、日本を代表する俳優の1人として活躍している。
美月に大きな影響を与えるスター俳優・幹幸太郎を演じたのは、90年代末まで関西を拠点に舞台で活躍していた佐々木蔵之介。彼が演じた幸太郎は、数々の人気時代劇で主演を務める看板役者で、大御所へと上り詰めていくというキャラクター。
『オードリー』放送後、佐々木は数多くの映画やテレビドラマで脇から作品を支える好演を披露。そんな彼は2006年公開の映画『間宮兄弟』で映画初主演を果たすと、2008年放送の『ギラギラ』（ABC・テレビ朝日系）でゴールデンタイムの連続ドラマで初主演を務める。以降も時代劇から刑事ドラマ、ミステリーやコメディまでジャンルを問わない活躍で存在感を放っている。2023年10月期放送の主演ドラマ『マイホームヒーロー』（MBS・TBS系）は、今年3月に劇場版となる『映画 マイホームヒーロー』が公開されていた。
成長した美月が映画撮影所で出会い、のちに恋人となる大部屋俳優・錠島直也を演じたのは、プロ野球引退後に野球解説者やタレントとして活躍していた長嶋一茂。彼が演じた直也は親に捨てられ施設で育ったという設定で、美月との交際後、看板俳優に成長するものの増長し彼女と破局。その後とある事件から俳優として低迷していくものの、美月のおかげで再起のチャンスをつかむという本作のキーパーソンの1人だ。
本作出演後もタレント業と並行してドラマや映画に出演。阪神タイガースを題材にした2002年公開の映画『ミスタールーキー』では主人公の覆面リリーフ投手を熱演。2005年の大河ドラマ『義経』の藤原国衡役や長編アニメーション『崖の上のポニョ』での主人公の父親役などが知られている。
2019年放送の連続テレビ小説『スカーレット』（NHK総合）で主演を務めた戸田恵梨香も、実は子役時代に『オードリー』に出演している。演じたのは回想シーンに登場する美月の養母・滝乃（大竹しのぶ）の幼少期。
戸田は本作出演後の2005年には、テレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』（日本テレビ系）で亀梨和也、山下智久、堀北真希と共演し、翌年に公開された映画『デスノート』の弥海砂役で大ブレイク。以降も『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』シリーズ（フジテレビ系）や『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』（TBS系）などの人気作に出演。2020年には、主演映画『エイプリルフールズ』で共演した松坂桃李と結婚。2023年には第1子を出産している。
連続テレビ小説『オードリー』は、2000年10月から約半年間にわたって放送されたドラマ。映画撮影所が集まる京都・太秦を舞台に、主人公・佐々木美月が大部屋女優から旅館の女将を経て、監督として活躍する姿を描いていく。
今年の4月から再放送がスタートすると、SNS上には「地獄みたいな朝ドラ」「これはホラーなの？」「ほんとに怖いなこのドラマ」などの声が続出。その最大の要因は、主人公の独特な生育環境。佐々木春夫（段田安則）と愛子（賀来千香子）の間に生まれた美月は、春夫の元恋人で老舗旅館の女主人・滝乃（大竹しのぶ）に育てられる。実は春夫に愛子と見合いをさせて、2人に豪華な結婚式まで挙げさせていた滝乃は、春夫たちを旅館の隣家に住まわせてしまう。何かと佐々木家に介入する滝乃は、美月が生まれると名付け親になるばかりか強引に彼女を引き取って、旅館の中に作った子ども部屋に住まわせる。その後も滝乃は旅館と隣家の佐々木家の間をつなぐ渡り廊下を増設したりと暴走。そんな滝乃を体現する大竹しのぶの“怪演”や、養母・滝乃と実母・愛子の間で幼いながらも苦悩する主人公・美月の姿が再放送ながらも大きな反響を巻き起こしている。
■岡本綾さん
特殊すぎる環境で育った主人公・佐々木美月を演じたのは、1995年公開の映画『学校の怪談』のヒロイン役で注目され『オードリー』で連続ドラマ初主演となった岡本綾さん。本作放送後、2002年公開の映画『おぎゃあ。』で映画初主演を果たすと、以降も数々のテレビドラマや映画に出演。しかし2007年5月に当時所属していた事務所を退所し、現在に至るまで芸能活動を休止している。
■堺雅人
美月に思いを寄せる助監督・杉本英記を演じたのは、のちに『半沢直樹』シリーズや『VIVANT』（ともにTBS系）などの人気ドラマで主演を務めることになる堺雅人。彼が演じた英記は2枚目俳優を思わせる容姿端麗さから周囲にファンも多い人物で、助監督を経て監督になると、テレビシリーズの監督として活躍。のちに撮影所の社長となると、初監督を務める美月を献身的にサポートする。
英記役で注目を集めた堺は、2004年放送の大河ドラマ『新選組！』の山南敬助役で一気に指名度を高めた。2008年の大河ドラマ『篤姫』で徳川家定を演じると、翌年には2本の主演映画（『南極料理人』『クヒオ大佐』）が立て続けに公開。2012年にはのちにシリーズ化されるドラマ『リーガル・ハイ』（フジテレビ系）で主演を務めると、翌年には『半沢直樹』がスタート。以降、日本を代表する俳優の1人として活躍している。
今では主演級となった人気女優が子役で出演していた！
■佐々木蔵之介
美月に大きな影響を与えるスター俳優・幹幸太郎を演じたのは、90年代末まで関西を拠点に舞台で活躍していた佐々木蔵之介。彼が演じた幸太郎は、数々の人気時代劇で主演を務める看板役者で、大御所へと上り詰めていくというキャラクター。
『オードリー』放送後、佐々木は数多くの映画やテレビドラマで脇から作品を支える好演を披露。そんな彼は2006年公開の映画『間宮兄弟』で映画初主演を果たすと、2008年放送の『ギラギラ』（ABC・テレビ朝日系）でゴールデンタイムの連続ドラマで初主演を務める。以降も時代劇から刑事ドラマ、ミステリーやコメディまでジャンルを問わない活躍で存在感を放っている。2023年10月期放送の主演ドラマ『マイホームヒーロー』（MBS・TBS系）は、今年3月に劇場版となる『映画 マイホームヒーロー』が公開されていた。
■長嶋一茂
成長した美月が映画撮影所で出会い、のちに恋人となる大部屋俳優・錠島直也を演じたのは、プロ野球引退後に野球解説者やタレントとして活躍していた長嶋一茂。彼が演じた直也は親に捨てられ施設で育ったという設定で、美月との交際後、看板俳優に成長するものの増長し彼女と破局。その後とある事件から俳優として低迷していくものの、美月のおかげで再起のチャンスをつかむという本作のキーパーソンの1人だ。
本作出演後もタレント業と並行してドラマや映画に出演。阪神タイガースを題材にした2002年公開の映画『ミスタールーキー』では主人公の覆面リリーフ投手を熱演。2005年の大河ドラマ『義経』の藤原国衡役や長編アニメーション『崖の上のポニョ』での主人公の父親役などが知られている。
■戸田恵梨香
2019年放送の連続テレビ小説『スカーレット』（NHK総合）で主演を務めた戸田恵梨香も、実は子役時代に『オードリー』に出演している。演じたのは回想シーンに登場する美月の養母・滝乃（大竹しのぶ）の幼少期。
戸田は本作出演後の2005年には、テレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』（日本テレビ系）で亀梨和也、山下智久、堀北真希と共演し、翌年に公開された映画『デスノート』の弥海砂役で大ブレイク。以降も『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』シリーズ（フジテレビ系）や『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』（TBS系）などの人気作に出演。2020年には、主演映画『エイプリルフールズ』で共演した松坂桃李と結婚。2023年には第1子を出産している。
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