宮沢博行氏 自民党政権下の減税実現に否定的「自民党が政権のうちは実現しないと」「バックには...」
2025年4月20日(日)21時11分 スポーツニッポン
元衆院議員の宮沢博行氏(50)が20日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)にコメンテーターとして生出演し、石破茂首相の物価高政策について自身の見解を示した。
自民党内では4〜5万円の給付金案が浮上したが、参院選を前にしたバラまきと批判され、見送りに。消費税減税が報じられると、石破首相は「減税は適当ではない」と消極的な姿勢を見せた。
石破政権の二転三転する様子に、宮沢氏は「石破さんという人は、信念を持ってブレていると思う」と推測。「国民の皆さんにどういう政策がウケるか計算しているので、前の岸田さんみたいに、中身がなくてブレる人じゃなく、自分で考えてブレている人。石破さんのやり方と言ってもいいかもしれません」と、岸田文雄前首相と比較して分析した。
その上で、減税については「最後の最後は公約にならないと思う」と、実現性に疑問符を付けた。「バックには財務省がいますから。財務省は絶対に減税反対ですから」と理由を説明し、「自民党が政権のうちは減税は実現しないと思います」とも述べた。
「バラまきに関しては国民の皆さん、見透かしている」とし、政府が取れる策としては「消費減税だけじゃなく、所得税減税という手もある」と別の案を口にした。「だからこそ野党の方で、しっかり減税と経済成長と国民生活の負担軽減というところを、どこがしっかり訴えられるかが、今回の参院選の争点になるかもしれない」と、野党各党の出方にも着目。「自民党はいずれにしても厳しい戦いになってくると思う」と、昨秋の衆院選に続く自民の苦戦を予測していた。