『シックス・センス』元子役コカイン所持で逮捕時、警官に口汚く反ユダヤ暴言

『シックス・センス』（1999）や『A.I.』（2001）などで知られる元子役のハーレイ・ジョエル・オスメントが、今月初めに薬物所持で逮捕され、逮捕時に反ユダヤ的な言葉を発したことを謝罪した。

　Varietyによると、ハーレイは現地時間4月8日、米カリフォルニア州のスキー場にて、好戦的な態度を取り、コカイン所持と不法行為で逮捕。TMZの報道で、連行される際に警官に対し、「クソナチ」と罵ったうえ、反ユダヤ的なスラングであるKワードを発していたことが分かったようだ。

　これを受けハーレイは、Peopleに対し、「自分の言動が恐ろしいです。正気でなかった時に、こんなにも恥ずべき言葉を使っていたと知っていたら、もっと早くに声明を出していました」と発表。ロサンゼルスの火災で家を失ったことに触れ、「この数か月の間に、多くを失い、非難生活を送っていることで、精神的に酷く落ち込んでいました。だからといって、このような恥ずべき言葉を使った言い訳にはなりません」とコメント。「傷つけてしまった全ての方に、心の奥底から謝罪します。僕の口から出た言葉は、意味のない戯言でした。ユダヤ人コミュニティを失望させてしまい、打ちのめされています。許しを請うつもりはありませんが、この酷い過ちを償うことを約束します」と謝罪した。

　TMZが入手したボディカメラやその他の映像では、ハーレイがスキーリフト近くで騒ぐ様子が捉えられ、警官の調べでコカインとみられる物質の付着した20ドル札が見つかる様子が映っているそう。また連行される際には、「クソナチに誘拐される」と叫んでいたそうだ。

　この件で刑事訴追されたハーレイは、この後6月7日に罪状認否を行う予定。