二階堂ふみが展望する“希望ある未来” 動物と暮らす生活を通して地球環境に興味

2024年4月22日(月)7時0分 オリコン

テレビ東京開局60周年特別企画『JAPANプロジェクト』に出演する二階堂ふみ (C)テレビ東京

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 俳優・二階堂ふみが、28日午後6時30分から放送される、テレビ東京開局60周年特別企画『JAPANプロジェクト』に出演する。二階堂が演じるのは、60年後の未来から現代にやってきたエージェント。日本経済再興のヒントを探す旅に出るが、以前から動物愛護や地球環境の変化に関心を持っていたという二階堂が問題意識や番組への思いを明かした。

 番組では佐々木蔵之介と二階堂によるフィクションのドラマパートと、同局が誇る経済ニュースのアーカイブ映像と新撮のドキュメントパートで構成し、日本の知られざる挑戦者から“再興”のヒントを探る。テーマは「世界都市 東京」「日本の食」「ものづくり」。俳優・佐々木蔵之介と二階堂が未来を救う鍵となる“希望の種”を求め、日本経済が躍進した過去60年の歴史を辿る壮大な旅に出発、ドラマパートを彩る。

 全4回の番組では二階堂が、今後、アフリカで取材も実施予定。「アフリカに行けると聞いて『ぜひ』と。実際に、取材対象とされている動物のことや気候変動、これまでの日本だけでない今の地球のこと、自分もリサーチしたり、できる範囲で活動をしたりして、ずっと関心がある分野ではあった」と興味を惹(ひ)かれたそう。

 9年ほど前、フェレットと暮らし始めた二階堂は「もともと動物はすきでしたが、実際に動物と暮らし始めてから人間以外の動物の感情や喜怒哀楽、いろいろなものに触れて自分の生き方を変えてくれたんです」と振り返る。

 その経験から「毛皮のことやファッションにおける動物性素材のあり方を考えるようになった。そこから次第に、畜産動物のことやその権利について、それが実際の気候変動に直結していること。SDGsと言われるものでも、人間以外の動物が関わっていながらも人間のビジネスやエゴイズムでまわっていって形だけになっているのではないか、と感じるようになり、そこから自分にできることはないだろうか、とお勉強させていただいています」と真摯に向き合う姿勢をのぞかせた。

 そういった自身の関心もあり「こうしてテレビ局の周年企画でそういった(社会問題や経済問題など)トピックがあがるのがすばらしい。お祝いとして選択肢がいろいろとあるなかで、これまで・これからというところを見据え、ひとつのものを作ろうとされているのはチャレンジングですてきなことだと思い、なにかお力になれたら、と参加させていただきました」とオファーを受けた経緯を明かした。


複数回にわたって放送される今回の番組。今後のアフリカでの撮影に「野生動物の姿を生でみれることはなかなかない経験なので感動すると思いますし…同時にショックに感じることやいろいろな現実も目の当たりにする予感もしています。それも含めて人間というすごく業の深い生き物として生まれた以上は目に焼き付けて、皆さんにお届けできればと思います」と使命感を燃やす。

 そんな二階堂が展望する“希望ある未来”とは「すべてがほどよくなるといいなと。白黒はっきり分けていく時代になっていますが、動物問題や環境だけでなく、人も、戦争も、もうちょっとすべてがほどよくなったらより良い未来になるのかなと思っています」。

 「デジタルや科学の進歩はおもしろいなと思いつつ、目にみえないものとか言葉で説明できない不思議なこと、例えば“気”のようなもの…。人間はうまく自然と会話してきたんだろうなと自分で山に行ったときや動物と暮らしていたりしても感じました。そういう、極端ではないコミュニケーションを含めてちょうど良くなるといいなと思います」と話した。

 「実際、こういったプロジェクトはもちろん、知らないままではいられない問題もたくさんある。例えば、ドローンで撮影をしたラブコメディの裏で放送している報道番組では、ロシアとウクライナが戦争でドローンを使ったりしているという情報が流れていて。そういう現実のなか、若い世代で希望を持てない、明るい未来が想像できないという傾向がどうやらあるようで…。でも、この番組を通して希望を持っていいんだ、と気づきを与えられたらいいのかな」と前向きなメッセージを送っている。

■番組概要
2084年から現代に送りこまれてきたエージェント、諸星規律(佐々木)、安縫希望(二階堂)。2人の使命は政府が極秘裏に進める「日本経済再生計画」の完遂だった。未来を救う鍵となる「希望の種」を求めて、日本経済が躍進した過去60年の歴史をめぐる壮大な旅に出る。Japan as number one への道。2人が見つめる先に浮かび上がる未来とは…。

 番組では日本の過去60年の間に「革新」を生み出してきた挑戦者が続々登場。1964年東京五輪成功の陰にあった、冷凍技術進化の「知られざる物語」に注目。オープンから史上最速でミシュラン三ツ星を獲得した新進気鋭のシェフや、4000円超でも予約が殺到しているという女性ラーメン職人が登場する。また日本の『ものづくり』を語る上で欠かすことのできない、ソニーグループと日立製作所を取材。逆境を跳ね除け世界と戦うサバイバル術の真髄を追う。

オリコン

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