74歳お天気キャスター森田正光さん 肺腺がんの手術成功 検査のきつかけはメキシコの皆既日食

2024年4月23日(火)5時10分 スポーツニッポン

 現役最年長のお天気キャスター・森田正光さん(74)が肺腺がんの疑いで手術を受けていたことを22日、明らかにした。がんは初期のもので、今月18日に受けた胸腔(きょうくう)鏡による手術は無事成功し、術後の経過も順調。26日に、お天気コーナーを担当しているTBS系「Nスタ」で現場復帰する予定だという。

 これまでも半年に1回の頻度で定期健診を受けていた。昨年8月の検査では特に異常は見つからなかったが、今月8日のメキシコ皆既日食体験ツアーに参加するのを機に「メキシコで病気になったらまずい」と考え、今年3月に念のため検査を受けた。するとCT検査で腫瘍が見つかり、さらにその後のPET検査で、左肺上葉部の腫瘍に腺がんの疑いがあることが分かった。

 がんが初期であったことから予定通り今月5日に日本を出発。現地時間8日にメキシコで自身8回目の皆既日食を体験し、14日に帰国。18日に手術を受け、肺の約5分の1を切除した。数週間の病理検査を経て詳しい症状が判明する。術後は肺機能が10%低下するというが、それもリハビリで改善されるという。

 「皆既日食でメキシコに行かなかったら検査を受けてなかったかもしれません」と安堵(あんど)した様子。「人間万事塞翁(さいおう)が馬というんでしょうか。ラッキーでしたし、改めて毎日を大事にしようと思いました」と健康の大切さをかみしめるように話した。

 森田さんは大の将棋ファンで将棋アマチュア四段の実力者でもある。今年1月には王将戦7番勝負第3局(島根県大田市「さんべ荘」)で森田さん所有の駒が使用された。術後は早期発見の幸運を感じながら療養。病室で大好きな将棋を楽しんでいる。

スポーツニッポン

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