全米2週連続1位&A24史上最大規模&最高のオープニング記録! アメリカの崩壊を描く現代の黙示録『CIVIL WAR』、10月日本公開

2024年4月24日(水)19時30分 クランクイン!

全米で2週連続興行収入1位を獲得し、A24史上最高のオープニング記録を樹立した映画『CIVIL WAR(原題)』の日本公開日が、10月4日に決定。US版予告が解禁されたほか、字幕版とともにIMAXを含むプレミアムラージフォーマットでも上映されることが発表された。

 第96回アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞を受賞した『関心領域』や、第95回アカデミー賞で作品賞ほか7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ほか数々の話題作を世に送り出してきた映画スタジオ・A24。

 『CIVIL WAR(原題)』は、今や世界を席巻するA24が、史上最高の製作費を投じた最新作。『28日後...』で脚本を担当した後、長編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランドが脚本と監督を務めた。キャストは、キルスティン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニ—。

 映画の舞台は、連邦政府から19の州が離脱した近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した【西部勢力】と【政府軍】による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリスト・チームは、ニューヨークから約1300キロメートルもの戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かう—。

 今年3月にサウス・バイ・サウスウエストにてプレミア上映されると「純粋に言葉を失う」「傑作だ。私の心臓は常に高鳴り続け、最終幕には顎が床についた」「今まで観たどの作品とも違う。最初から最後まで手に汗握る展開。狂おしいほどの緊張感だ」などと絶賛の声が相次ぎ、公開前からSNSを中心に大きな話題に。

 4月12日に満を持して世界21の国と地域で公開を迎え、北米ではIMAXほかプレミアムラージフォーマットを含む3800スクリーンで上映、若年層を中心に動員した。それまで2週連続で首位に君臨していた『ゴジラ x コング 新たなる帝国』を上回り、A24史上最高のオープニング記録を樹立、更に2週連続で興収第1位を獲得した。11月に大統領選挙を控えるアメリカ国内では本作の内容が物議を醸しており、バイデン大統領やハリス副大統領も鑑賞を希望しているという。

 今回日本公開の決定に合わせ、US版予告も解禁。アメリカ国内の分断を伝えるショッキングなニュースや大統領の声明とともに、50あるはずの星が2つだけとなった星条旗が揺れ、黒煙が立ち上る異様な風景と、街中での銃撃戦や爆発が映し出されていく。

 大統領へインタビューをするため、ホワイトハウスに向かうジャーナリスト・チーム。彼らが戦場と化した道を進む様子が描かれ、最後はワシントンのリンカーン記念堂が爆破される衝撃的なシーン、「アメリカに祝福あれ」という意味深なセリフで幕を閉じる。心臓が跳ねるような緊張感とともに、どこか生々しいリアリティを感じさせる映像となっている。

 予告映像の冒頭で語られる、【カリフォルニア州とテキサス州の同盟】という想像を超えた世界。アレックス・ガーランド監督は「世界の崩壊がどんなものなのか、おそらく我々の理解は誤っている」と語る。2020年のコロナ禍に監督自身が脚本を執筆したこの映画は、大統領選を約1ヵ月後に控えた10月4日に日本で公開となる。もはや“対岸の火事”ではないと、現代を生きる我々を強く揺さぶり警笛を鳴らす本作に期待したい。

 映画『CIVIL WAR(原題)』は、10月4日より全国公開。

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