橋下徹氏 相次ぐ首長不祥事に絡み兵庫県知事も批判 斉藤知事の内部告発への対応に「これダメです」

2024年4月24日(水)16時2分 スポーツニッポン

 元大阪府知事の橋下徹弁護士(54)が24日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金後1・50)に出演。番組で取り上げられた愛知県東郷町の井俣憲治町長が過去に発言したハラスメントについてコメントする一方で、兵庫県の斎藤元彦知事の内部告発に対する反応についても言及した。

 「全部アウト。一線を越えている」と、東郷町の井俣町長についてあきれ気味に語った橋下氏。そのうえで問題が大きくなってしまった原因としてチェック機能が働かなかったことを挙げた。「知事、市長、町長はひとりで人事権を全部持つので、絶大な権力を持っている」ため、どうしても側近や役所の幹部が直接進言するのは難しい状況だが「第三者がチェックする方法として議会がある。2期目に入ったときに、これだけのハラスメントがあるんだったら議会がチェックしなきゃ」と、議会が本来の職分を怠ったのも深刻な問題となった大きな要因と考えている。

 首長への権力集中はこのような問題を起こしかねないと考える橋下氏が、危ぐしているのは兵庫県庁。「斉藤知事がパワハラを告発されて、その真偽はわからないけど、絶対やっちゃいけないと思ったのは、斉藤知事が“虚偽だ!”と最初に言っちゃったんです」と指摘した。

 発端は3月。当時の兵庫県幹部が知事や他の幹部による“違法行為”を告発。県議や県警、メディアなどに文書を送った。これに対し斉藤知事は名誉毀損などを念頭に「告訴などの法的手続きを進めている」と語った。橋下氏は「これダメですよ。トップが言っちゃったら調査が始まらないじゃない。第三者、外部で調査した上で、虚偽だったら虚偽というのをやらないと」と、斉藤知事の対応を批判した。

スポーツニッポン

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