香椎由宇、11年ぶりフジ連ドラ出演 パティシエ役で人生のパートナーをあやめてしまう殺人犯に

2024年4月26日(金)21時58分 オリコン

『イップス』第4話に出演する香椎由宇(C)フジテレビ

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 俳優の篠原涼子とお笑いタレントのバカリズムがW主演するフジテレビ系金9ドラマ『イップス』(毎週金曜 後9:00)の第4話(5月3日放送)に香椎由宇が出演することが26日、決定した。同局制作の連続ドラマとしては11年ぶりの出演となる。嫉妬から恋人であり仕事のパートナーでもある男をあやめてしまうパティシエ役を演じる。

 本作は小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事・森野徹(バカリズム)という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。絶不調なバディが補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。

 今回香椎が演じる金町環奈(かなまち・かんな)は、アレンジモンブランが有名な超人気パティスリー『Ebahi(エバイ)』のチーフ・パティシエ。フランスの三ツ星店でパティシエになることが夢だった一方で、現在は一人の女性として幸せな家庭を持つことにも憧れている。

 パティシエとしての夢と女性としての夢のはざまで揺れ動く中、恋人で『Ebahi』のオーナー・小泉春樹(こいずみ・はるき/宮尾俊太郎)のはからいで、フランス人三ツ星シェフに開発中の新作スイーツを試食してもらう機会を得る。新作はこん身のできでフランス行きはほぼ決定的だったが、環奈自身は春樹との結婚に心が傾いていた。しかし春樹は頑なに環奈を渡仏させようとするため、環奈は、春樹が彼の元恋人で環奈の後任チーフ・パティシエに決まっている江原尚子(えばら・なおこ/遊井亮子)とヨリを戻すために自分を店から追い出そうとしているのではと疑う。

 疑念を問い詰める中で口論となり、感情の高ぶりによって突発的に春樹をパティシエならではのあるモノで殴る。頭から血を流し死んでしまった春樹を見て我に返った環奈は、罪から逃れるために巧妙な偽装工作を始める。

■香椎由宇コメント
——オファーを受けた際の心境。
「台本を読んでいるときからニヤニヤがとまらず、お二人のやりとりを鮮明に想像しながら読み進めることができたのが自分でも衝撃でした。読み込むうちに篠原さんのミコ、バカリズムさんの森野が私の頭の中で動き始め、その中に是非私も入り込みたい、早くお二人に会いたいという気持ちでクランクインがこんなに楽しみな作品に出会えて幸せな気持ちでした」

——自身の役柄について。
「環奈は私を含め多くの女性が抱くであろう葛藤に直面し、その答えを見つけた矢先に目の前の扉に自ら鍵をつけて閉ざしてしまった…そんな女性です。ただ単に“かわいそう”“ヒステリック”ではなく、素直に気持ちを伝えられない彼女の繊細な気持ちの動き、それは春樹もそうですが、そこを大切に作り上げました」

——撮影を通して感じた『イップス』の見どころ。
「なんといっても二人の絶不調コンビをはじめ、その周りのキャラクターたちの個性の強さが見どころだと思いますが、唯一普通(?)な毎話の犯人も是非楽しみにしていただけたら“犯人冥利(みょうり)”に尽きます」

オリコン

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