米津玄師 朝ドラ主題歌は「自分にとってはチャレンジ」と語るワケ「結構夜型の人間なので...」

2024年4月26日(金)14時34分 スポーツニッポン

 シンガー・ソングライターの米津玄師(33)が26日放送のNHK「あさイチ」(月から金曜前8・15)にVTR出演。放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の主題歌「さよーならまたいつか!」への思いを語った。

 番組のインタビューに応えた米津は「朝ドラの曲なので、軽やかかつ、爽やかさが必要なんだろうなと思いまして、結構夜型の人間なので、そこが自分にとってはチャレンジ」と告白。「台本をいただいて、登場人物だったり、主人公の寅子だったり、彼女の人生だとか、境遇に思いをはせながら、そこから作っていくのが一番いいのかなと」と語った。

 読んだ台本の中で最も印象的だったのがヒロインの寅子が母と将来について意見が食い違うシーンだといい、劇中でいい相手と結婚することが娘の幸せだと訴える母に、寅子は「私にはお母さんの言う幸せも地獄にしか思えない」と言い放つ。

 米津は「お母さんとして寅子に幸せになってほしいから、当時の社会にとっては当たり前な道を選んでほしいと言うけど、自分も常日頃生きていて、そう感じるときがあるんで、やっぱりそういう自分とリンクする部分を拾いあげながら、曲を作っていくっていう作業でしたね」と振り返った。

 また、歌詞の中には「100年」というワードがくり返し登場する。これには「100年先とか、結構な先、それこそ自分自身も何も誰も覚えていないだろうという先を思いはせることがよくあるんですよね。怒ったり、悲しんだりする出来事もとてつもない先になると何も残っていない。すごくちっぽけな出来事だなと思える。すごく安心できるというか、救いを感じる。しかし、それと同時に100年たっても、何もかもが消えてなくなるわけではなくて、誰かが遺したものを受け取って、自分たちが誰かに託していくっていう、その連続によって生活や分かって連続していくと思う。なので、そういうのが美しいよなって」と思いを語った。

 作品については「女性で初めての弁護士の方がモデルになっていて、初めてっていう体験から長い時間がたつにつれて、当たり前というか、そうやって受け継いできたものを託されながら、今、生きていることがやっぱりとても豊かなことだなって、思ったので、ああいう表現になりました。『さよーならまたいつか』っていうこの曲もどうか一緒に楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけた。

スポーツニッポン

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