若手バレエダンサーの登竜門「ユース・アメリカ・グランプリ」で杉本奈槻さん、寺田羽那さんがそれぞれ1位に

2025年4月28日(月)10時31分 読売新聞

本選で踊る杉本奈槻さん=LK STUDIO提供

 若手バレエダンサーの登竜門とされる国際コンクール「ユース・アメリカ・グランプリ」本選の最終結果が27日(現地時間)、米フロリダ州タンパで発表され、ジュニア部門(12〜14歳)の女子で杉本奈槻なつきさん(12)(三重県)、最年少のプリ・コンペティティブ部門(9〜11歳)のクラシック女子で寺田羽那はなさん(11)(神奈川県)がそれぞれ1位を獲得した。

 杉本さんは、クラシックでコンクールでは珍しい「ウイリアム・テル」のソロを力強い脚さばきで踊り、コンテンポラリー(現代舞踊)では苦しみもがく人間の思いを、強弱をつけてきびきびと表現した。杉本さんは、「上位12位以内に入ることが目標だった。手応えはなかった。言葉にならないくらいうれしい」と笑顔を見せた。

 高い技術力が問われる「海賊」のソロが評価された寺田さんは、「失敗したところがあったので自信をなくしていたが、1位になれてびっくり」と驚きつつも喜んでいた。

 杉本さんと寺田さんの憧れは英国ロイヤル・バレエ団の最高位プリンシパルのマリアネラ・ヌニェスさん(43)。杉本さんは「観客の皆さんを笑顔にできるダンサーになりたい」と話す。

 このほか、ジュニア部門男子で米国在住の佐居勇星さいゆうせいさん(14)が2位、プリ・コンペティティブ部門コンテンポラリー男子で吉竹優晴ゆうせいさん(11)(東京都)が2位、同クラシック男子で片山大岳だいがくさん(11)(長野県)が3位に入った。

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