やくみつる氏 4コマ時事漫画業の行く末を不安視「1番割の合わないジャンル」 後継者不足を憂う

2024年5月11日(土)17時23分 スポーツニッポン

 漫画家やくみつる氏(65)が11日放送のTBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に生出演。4コマ漫画について語った。

 漫画家コジロー氏が、スポニチで野球などを題材に毎日連載中の4コマ漫画「いも虫ランド」が連載1万4000回を迎えた。これに対し、23年末まで日刊スポーツで「ポテンショット」を連載したやく氏は祝福しつつ、後世の4コマ漫画界を憂いた。

 「現役で描いてらっしゃる方、ほとんどいない。4コマ、あるいは1コマとか、この時事漫画というのが今どえらいことになっていてですね…後継がいない。1番割の合わないジャンルなんですよね。ネタを量産しなければいけない、キャラに頼るわけにもいかないし」と時事漫画が風前の灯火状態であると語った。

 「そんな中コジローさんが1万4000回…これだけ長く作られるには、コジローさんならではのノウハウがあるように自分には見えるんですよね。多分オチを先に考えていないように見えるんですよ。何気ない会話から入って行って、じゃあ最後こう落としちゃえという感じに見えるんですよね。書き手から見ると非常に肩に力が入っていないネタの作り方だなあという気がしますね」とコジロー氏の生み出す作品を称賛した。

 一方で、時事漫画家には後継がいないと不安を語り、自身が手掛ける紙面連載ではやく氏が最若手として活躍していると明かした。メインパーソナリティーの「ナイツ」塙宣之から「自分でXとかでね、1日1個(描いてる人いますよ)ね」と助言を受けると、「描いてくれてる方がいるんだったら、ぜひ拝見したいくらいなんですけどね…」と切実に訴えた。

スポーツニッポン

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