性加害告発の元女子アナYouTuber、所属事務所から「クビ」報告 直後に仕事決まり「今どんな気持ち?」
2025年5月14日(水)12時30分 J-CASTニュース
元女子アナでYouTuberの青木歌音さんが2025年5月13日、YouTube動画を更新し所属事務所から「クビ」になったことを報告した。
「事務所の皆さん 今どんな気持ちィィ?!!?!!!!!!!」
青木さんは13日、Xで所属事務所に向けて「私をクビにして下さり本当にありがとうございます」と切り出した。
「クビになった途端にプロ野球始球式のお仕事が決まりました」と明かし、「新天地キモチェェ〜〜〜!!! 事務所の皆さん 今どんな気持ちィィ?!!?!!!!!!!」とつづっている。
青木さんをめぐっては、1月20日に、「私が女子アナ時代、フジテレビの偉い人から色々されたので告発します」と題したYouTube動画を公開した。
動画内で青木さんは、アナウンサー時代、フジテレビのあるバラエティ番組を担当していた制作会社の重鎮人物から、「皆の目の前でセクハラ発言される」、キスを要求され「キスしてる時に体を色々と触られる」といった被害を受けたと話していた。
その後、「とある芸人さんがこのフジテレビ騒動の件でXで綺麗事を言ってるけど、あなたはそれを言える立場なのかな、、? って思ってそっとスクショしてしまった」と投稿。27日には「西日本のご当地ゆるキャラ」に似ているという「芸人」からの被害についても詳細を明かしていた。
3月7日には、「事務所と大喧嘩中」としてXに事務所のスタッフとのLINEのメッセージを公開。「事務所の見え方が悪くならないように 私を踏み台にしても時すでに遅しですよ」などと怒りをあらわにしていた。
「事務所って守る気ないんだ、っていうか」
5月13日に公開した動画では、動画投稿の間隔が空いた理由について「本当この1ヶ月半で大人の汚いところが見えたというか」と説明。本来は性被害に関する発信はXでの投稿に留めるつもりだったとするも、投稿後に所属事務所の社長とマネジャーから「『今すぐ話したいことがある!』みたいな感じで連絡来て、渋谷のルノワールで会うことになった」という。
そこで「突然のクビ宣言」を受けたとし、青木さんは「私はね、悪いことしてるわけではないじゃないですか。実際にされたことを言ってるわけですよ」と憤慨。
「事務所って守る気ないんだ、っていうか。なんだろう、やっぱどこまで行っても『テレビ側』なんだなって思っちゃったんですよ」
事務所への不信感を募らせた青木さんは、契約の解除を希望した。実際のLINEメッセージのスクリーンショットを公開し、当時のやりとりを明かした。
「無事にクビにしていただくことができました」とし、「クビになった途端にですね、青木歌音、今年の春、NPBのプロ野球1軍戦での始球式が決定しました!」と語り、「皮肉にも。え、今どんな気持ち?」と煽るようにコメントしている。