宇野昌磨、21年間の競技キャリアに終止符・涙なし「しっかり笑顔で終えられる選手になれた」

2024年5月14日(火)14時52分 オリコン

キャリアに終止符・涙なしだった宇野昌磨 (C)ORICON NewS inc.

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 競技生活からの引退を発表したフィギュアスケーターの宇野昌磨(26)が14日、都内で記者会見を行った。

 シックなスーツに身を包み、「このたび、私は、現役フィギュアスケート選手を引退することとなりました」と報告。ファンや関係者に感謝を伝えた上で「今後もスケートを、プロとしてですけれども、スケートを続けていくことには変わりはない」とプロ転身を表明した。終始笑顔で語り、涙はなかった。

 現役ラスト試合となった3月の世界選手権では、4位。その際の写真が会場に映されると、宇野は「結果がふるわなかったときも、これだけの笑顔、これだけ見たらすごく幸せそう」と満足げ。競技生活21年間の「毎日の積み重ね」を強調し、「しっかり笑顔で終えられる選手になれたんだな」「こうなりたいなって思っていたスケーターに一歩近づいたんじゃないかな」と晴れやかに語った。

 また、大舞台で勝負してきたことについて「これだけ注目される場で、緊張感ある場で、自分のフィギュアスケートをやることなんて、なかなかできないこと」と実感。周囲のサポートに感謝するとともに「全力で毎日取り組んできた自分をほめたい」と、自らをねぎらった。

 宇野は9日に自身のインスタグラムを通じて「この度、現役選手を引退する決断を致しました」と発表。「5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」とつづっていた。

 1997年12月17日生まれ、名古屋市出身。幼少期からフィギュアスケートを始め、2015年に世界ジュニア選手権優勝。18年平昌五輪で銀メダル、22年北京五輪で銅メダル。22年・23年の世界選手権を連覇した。全日本選手権は6回優勝。所属はトヨタ自動車、マネジメントは今年5月からヒーローズマネジメント。同社は、交際を公表している本田真凜(22)のマネジメントも手がけている。

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