自由と女性をこよなく愛するモテ男が車いすのヴァイオリ二ストに恋する! 映画『幸せのイタリアーノ』予告編解禁

2024年5月15日(水)17時0分 クランクイン!

イタリア映画『幸せのイタリアーノ』より、日本版予告編と場面写真12点が一挙解禁された。

 社会問題を愛情をこめてユーモアたっぷりに描くヒット・メーカー、リッカルド・ミラー二監督の長編映画11作目となる本作は、2019年に日本でも公開されたフランク・デュボスク監督『パリ、嘘つきな恋』(2018)の舞台をイタリアに移し替えたリメーク作品となるラブコメディー。

 ジャンニ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)は、ハンサムで独身、スポーツマンで女たらしの49歳。一流のアスリートをフィーチャーする有名シューズブランドのトップでもある。女性を口説くためなら何でもする彼は、新しいターゲットを誘惑するために車いすに乗って憐れみを請う。というのも彼が障害者に対して抱く唯一の感情が憐れみだからだ。そんなジャンニが、ヴァイオリニストで車いすテニスにも情熱を注ぐキアラ(ミリアム・レオーネ)と出会い、人生で経験したことのない感情に激しく揺さぶられてしまう…。

 ジャンニを演じたピエルフランチェスコ・ファヴィーノは『シチリアーノ 裏切りの美学』(2019)、『離ればなれになっても』(2020)、『ノスタルジア』(2022)など、数々のイタリア映画のヒット作品に出演。マフィアや政治家からコミカルな役どころまで、どんな人物でも変幻自在になりきる演技派、今やイタリア映画界では最も脂の乗ったヒット作品請負人と称される。

 ヒロインを演じたのは2008年のミスイタリアでテレビ司会者やグッチなどの広告キャンペーンなどにも起用されたミリアム・レオーネ。『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』(2018)や人気シリーズ『ディアボリック』(2021)に出演。類まれなるその美貌から各国の映画界から熱視線を浴びる注目株。本作では障害のあるヴァイオリニストという難しい役どころに挑戦し、イタリア映画記者組合よりコメディ女優賞を受賞した。

 日本版予告編では、主人公ジャンニの素行の悪さを匂わせつつ、イタリア色たっぷりにポップでユーモアあふれるつくりになっている。新しいターゲット・アレッシアを手中に収めようと奮闘するジャンニの前に現れたのは、足に障害のあるアレッシアの姉キアラ。思いがけない“真実の?”恋心は、いつものジャンニらしからぬ、その調子を狂わせていく…。

 よこしまな“恋”は“うそ”のはじまり—キアラは「あなたの希望は愛が長続きすることだけど、私の場合、始まること」と内に秘めた恋愛観を明かす。後半2人の恋が盛り上がるシーンでは、ザ・ローリング・ストーンズの2005年のアルバム「ア・ビガー・バン」に収録されている“ストリーツ・オブ・ラブ”が印象的に使用されている。

 場面写真は、キアラとジャンニが共に車いすに乗って仲むつまじい姿のツーショットだが、ジャンニの車いす姿は自身の欲望を満たすための手段…。物語の見どころ、“恋のかけひき”を漂わせる1シーンだ。その他、ジャンニとキアラの美しいキスシーンのショットや、ジャンニの兄と友人とで母の葬儀に参列する場面など。レストランでのキアラのドレス姿に、さすがのモテ男・ジャンニもその美貌に心を奪われ改心するのだろうか?

 映画『幸せのイタリアーノ』は、7月26日より全国順次公開。

クランクイン!

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