不屈のしゃべくりエース・園田賢、来年へ繋げる逃げ切りトップ ファンの前で雪辱V誓う「ドリブラーの皆様に笑顔を届けたい」/麻雀・Mリーグ

2024年5月18日(土)9時30分 ABEMA TIMES

 優勝は逃した。それでもチームを背負って手にした最終戦の1勝は、来シーズンへ繋がるはずだ。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月17日の第2試合は赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)がトップを獲得。試合後、ベルサール汐留で行われた表彰式では「ドリブラーの皆様に笑顔を届けたい」と来年の雪辱Vを誓った。

【映像】最終戦トップの決定打となった園田の跳満

 第1試合は赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)が小さなラス。ここで3位KADOKAWAサクラナイツとの151.3ポイント差を守れば、準優勝という勲章を手に入れることができる。今期の最終ゲームとなるこの試合は起家からKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)、EX風林火山・勝又健志(連盟)、園田、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)の並びでスタートした。

 園田は東3局、5巡目に一・四万待ちでリーチ。高らかに「リーチ!」と声を上げ、そして引き寄せた一発目の牌は四万だ。園田はいつものようにクルッと牌を回転させ、小気味良い音と共にツモ。リーチ・一発・ツモ・ドラの1万2000点で先制に成功した。このリードにより園田が大きなラスを引く可能性は低くなり、実況の日吉辰哉(連盟)は「これは準優勝、相当固くなったという感じですね!」と奮闘を称えた。

 東4局は3索待ちの七対子をテンパイすると、積極的にリーチだ。これをしっかりツモり、リーチ・ツモ・七対子・裏ドラ2の1万2000点をゲット。さらに南1局は満貫をアガりダントツとなった。南3局は今シーズン最後の親番。しかし加点はできず、これで事実上U-NEXT Piratesの優勝が決まった。南4局、園田は自らアガリを狙い、4000点のツモアガリで試合を締めた。

 表彰式ではチームを代表してスピーチに登壇。まず優勝したU-NEXT Piratesへ「本当に強かったです、参りました!」と賛辞を送り、その後に「来年はこの4人のケミストリー(相乗効果)をさらに進化させて、パイレーツに続く2回目の優勝を何としてももぎ取って、そしてドリブラーの皆様に笑顔を届けたいと思います!」と力強く宣言。今期もファンを沸かせ続けた園田へ、会場からは温かい拍手が送られていた。

【第2試合結果】

1着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)5万7000点/+77.0
2着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)2万5700点/+5.7
3着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)1万7800点/▲22.2
4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)−500点/▲60.5

【ファイナルシリーズ最終結果】

1位 U-NEXT Pirates +555.1(16/16)
2位 赤坂ドリブンズ +184.3(16/16)
3位 KADOKAWAサクラナイツ ▲42.1(16/16)
4位 EX風林火山 ▲104.3(16/16)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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