小島慶子 「米買ったことない」江藤農水相に痛烈皮肉「放出したって、どこに...え?大臣の家にあったのか」
2025年5月20日(火)18時52分 スポーツニッポン
元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(52)が20日、TOKYO MX「堀潤Live Junction」(月〜金曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、江藤拓農水相の「米を買ったことがない」発言について皮肉をまじえコメントした。
江藤氏は18日に佐賀県で行った講演で、「私は米を買ったことがない。支援者の方々がたくさん米を下さる」「売るほどあります、私の家の食品庫には。大変なんですよ、もらうというのも」などと述べた。この発言について同氏は19日午前、「撤回というより修正ですね」と述べ、「正確性を欠いていた」などと釈明。しかし午後には発言を撤回し、「配慮が足りなかった」と謝罪するなど、後手後手の対応が続いている。
米の精米に関する話の中で出た発言だが、米不足で価格高騰に苦しむ消費者の神経を逆なでするような表現が次々と飛び出し、SNSでは強い批判の声が上がっている。
農水省は19日、スーパーでの米の平均販売価格の最新データを発表した。今月5〜11日は前週から54円増の5キロ当たり4268円で、過去最高値を更新。備蓄米の放出も焼け石に水状態になっている。
小島は「私も“あれ?どこにあるんだろう?放出したって、どこに…え?大臣の家にあったのか”ってびっくりしましたけど」と、強烈な皮肉を口に。MCのジャーナリスト堀潤氏は大笑いしていた。
あらためて小島は「当事者意識に欠ける発言だったので、大臣には気持ちを入れ替えてやって欲しい」と求めた。
農政には他にも要求があるという。「農水大臣に個人的に期待しているのは、どこの旅に行っても後継者がいない。農業をなさっている方ね、田んぼが荒れているとか、跡継ぎがいないとか。移住してきた人も農業始めたいけど、初期投資に回すお金がないから、持続できなくて帰っちゃったり」と、第一次産業の跡継ぎ問題を指摘。「人口が減っていく中で、国民が食べていけるだけの食料を自給できるような、さまざまな支援とか、技術面でもね、雇用の流動化、就労支援も含めて、もっと構造的にやってもらいたい」と訴えた。